空腹の構え

もっぱらチャリンコ、他ものづくり

欠点ほどハッキリと言うべし

2018年12月16日 20時00分00秒 | ローラー
固定ローラーは欲しかったのだが、
ずっと躊躇していた。

旧型のリア固定ローラーでは
出力を上げると腰痛に悩まされ、

3本ローラーだとハイケイデンスや
高負荷(高速走行)をすると
スリップ落車する。

フロント固定リアローラーが
一番良さげだが…

これぞ!というのがない。

そんな中、発売から1年以上経って
各所で評価が高い情報のローラーが。


Tacx NEO Smart T2800



左右への揺れに対応という点と
型落ちためか安売りされていた点。

それでも12万と高いが…

"イイ評価"なわけだし、
価格は妥協して購入に踏み切った。




で、約1ヶ月使用した結果…
ハッキリ言いましょう。



買って失敗した。



特に負荷を絶大不自然にしている機能。

これをネットでシッカリと述べている
ところがないので、

自分はハッキリ・キッチリと述べよう。





疲れてケイデンスを落とすと
余計に重くなって回せなくなる。

いままで使ってきたローラーの中で
最も不自然な負荷機能だ。



それは一体どんな機能かというと、

以下はサイトの説明文。


『Tacxが採用するモーターブレーキは、
他方式と異なり「低速時の負荷再現力」に
優れているため、山岳ステージの再現などに
強みを持ちます。』


このせいで、
ケイデンスを落とすと、
落とすほどに莫大に負荷が上がる。

設定が270Wで
ケイデンスが停止寸前になると、

瞬間的に500Wとか出さないと回らない。
疲れてる時に出るかッそんなパワー!

ギアを軽くしても無駄。

T2800のドライブ軸の回転が
遅くなることは同じなので重い。

そしてこの機能をOFFにすることができない。




なぜこんな致命的な欠陥を
誰もウエブに上げないのだろう。
(これが良いとでもいうのか?)

実走で例えると、

疲れてるのに斜度20%の激坂を
アウタートップの53-11のギア比で
登れというのがT2800だ。

普通はインナーローにして登るだろ?

ダンシングしたいなら
ギア3~5枚重くするだけだ。

「俺賢いから~」と勝手にギアを
重くするこの馬鹿タレをどうしたものか…




この問題の対策は

スマートフォンにアプリを入れて
手動操作で設定Wを下げると良いらしい。

ネット上ではそうあった。

が、

汗でビショビショな時に
スマートフォンを触りたくない。

疲れているとタッチパネルは
思ったように操作出来ないし。

アナログな負荷下げる装置つけろよ。



これが明確に分かっていたら
買わなかった…





次にバイクの取り付け。



ビゴレリは問題なく取り付け可。

一方、古い車体のピナレロFP2は、
チェーンステー左側が干渉する。

スペーサーを左側に3mm入れて対応。
ダンシングしたら擦りそうなので
紙を挟んでなけなしの傷対策。



旧型の細いホイールに対応した
フレームは使えなさそうだ。




良い点もある。

静音性。これはとてもよい。
知る限りでは一番静か。
チェーンの音の方がうるさい。

折りたためる。
結構ゴツイのに収納性は頑張っている。




惜しい点。

アップ用に携帯するのは
重すぎるので、ないな。



車体の揺らし。
自然なダンシングが出来るよう

もっとバネを弱くしたい。

個人差のある体重次第なので
難しいのだろう。
弱すぎて壊れても駄目だろうし。


自分で改造出来ないかな?
足の部分だけバラしてみようかな?



こんな感じである。

もっと良い設定方法を探して
改善出来るかどうか、

もうしばらくは付き合ってあげようかと。


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