
例年、仕事日で参加出来ず、
正直、安堵していた。
今年は休日となった30日。
長時間の雪ライドも大分熟れ、
汗冷えせずに行けると判断。
"覚悟"をもって初参戦。
~ 第4回?
津軽海峡冬景色
竜飛一周 ~

3:00 起床
早起きがなによりも辛い。
コンビニ飯で朝食にしつつ、
車で2時間かけて集合場所へ。
5:30 ポケットパーク集合
外ヶ浜町 蟹田小国西小国山
の公衆トイレ・パーキング
参加者は自分を含め9名。
OSNさん、くまお氏、KTKさん、
世界のOKNさん、マッキー氏、
YMUさん、SZKさん、NOKさん。

6:00 スタート
まだ真っ暗。
迂闊にもライトを忘れてしまった。

< KTKさん撮影 >
夏と同じ場所に見えない。

6:30 グループホームやなまみ?
小休止。まだ暗い。

すでに汗が…暑い。
このままだと汗冷えしてしまう。
ベテラン勢がフリース1枚
余計だと指摘。
それを脱ぐと、
ミレーの網シャツと
ゴアテックスの合羽の
たった2枚だけ。
なにもせず立っていると
寒い…薄すぎないか?
試しに走って数分、
丁度良くなった。
汗冷えしない気温との
絶妙なバランスの軽装備。
でも停まって数分もすると寒い。
今後ここをどう改善するかだな。
しかし、まぁ、、、、
みんな速いよ。汗ばむわ。
7:00 道の駅 十三湖高原
トーサムグリーンパーク
天候は素敵な晴れ。降雪ゼロ。
そして無風。珍しい、、、。
雪ライドとしてはこれ以上ない
快適なコンディション。
一部剛脚からは吹雪かないと
物足りないとの声があがる。
、、、良い日に当たって助かった。

< KTKさん撮影 >
順調な雪ライド。

7:40 小泊おさかな海岸


8:00くらい ファミリーマート
※ここで水分をしっかりと
準備すべきだったと後悔。
8:15 339号線竜泊ライン
非除雪地点。

スタートから約30km。
先を見渡すと雪藪。
いよいよ本番。
『チャリを押して歩く』
ここから先は雪中行軍。
日本一やべぇチャリダーだ。
雪藪は浅いが柔らかく走行不能。
何台かの車が通過していく。
その車の跡、雪の轍は
圧雪されて辛うじて走れる。
走れたり、無理だったり。
押して歩いてはまた
走れるところは乗る。

山間をぬけると海岸沿い。

風もないことで、
波飛沫を浴びず景色が楽しい。

そういえばKTKさんのホイール。
G3組みのディスクブレーキ。
どんなものなのか聞くの忘れてた。

ブレーキ音、チャルメラにそっくり。
速度調整すれば奏でられる?


みんなヘルメット装備。
自分はビーニーだけ。
理由は薄いのでないと
ヘルメットが被れないから。
薄いと寒い。寒いと頭痛がする。
それとサイクルヘルメットと
スノーゴーグルとは相性が悪い。
路面が雪だから
車に轢かれない限りは大丈夫。
スキー用ヘルメット購入を考えたが、
高いしなぁ、、、いずれ、かな。
9:00 七ツ滝

最果てっぽい。

9:30 坂本台ゲート

ここが冬季閉鎖区間。
車はどうやら釣り人のようだ。
あるいは北朝鮮船の見回りか?
轍もここまで。
この先は完全な雪原。
皆がかんじきを装備する間、
一人で先頭をラッセルし続けて、
水を全て飲み干してしまった。
まだ始まったばかりなのに。
大丈夫か俺?
ゲートを過ぎ、ひたすら………
押す。
押す。
押す。
ものッ凄い疲れる。

快晴の太陽が白銀を照らし、
まるで日焼けサロン。

体感温度はサウナ。
汗、ダラダラ。
MTBのシューズと
シューズカバーだけで、
意外と濡れないもんだ。
が、
シューズの裏に雪のコブができ、
足の裏が水平に着地できていない。
踏ん張り辛く、腰と足が疲労する。
かんじきは重大必須だ。
シクロのチャリは軽いからか、
ハンドルを押すだけだと
後輪が浮いてしまうので、
サドルとハンドルに手を掛けて
雪を割くように押して歩く。

< くまお氏撮影 >
姿勢が悪いので更に疲れる。
先頭を交代しながらラッセル。
…余計なことは考えない方がいい。

< KTKさん撮影 >
延々と…時速2km。
11:30 眺観台

ついに、、、てっぺん。
半分終了、ということ。
まだ半分もあるのか…。
水やばい。喉カラカラだ。
OSNさんから残り少ない分を
分けてもらう。
ミレーの網シャツはすっかり
ビショビショ。
黙って立ってると寒い。
予備のシャツを持ってきて
正解だった。着替えておく。
再出発までは合羽を脱いで
フリースを着て丁度いい。
吹雪いていたら
どうなっているのやら…
他の人は汗さほどかいてないのか?
汗冷えしづらい体質なのか?
着ているウエア見ても、
自分なら汗冷え確定の服装なのだが。

12:00頃 下山。
下りになり楽になる。
ごく短い距離を走れる所も。

水はなんとか耐えられそうだ。
13:00 竜飛側ゲート
よ~~~やく、雪藪区間終わり。

振り返って…みたくはない。
あんな所を来るなんて、、、

しかし間違いなく今日、
"超越"したな~。
僻地や極地へ探検する
クレイジーな人の気持ちが
理解出来た。。。
でもまだゴールでないんだよね。

< KTKさん撮影 >
海上自衛隊竜飛警備所。

津軽海峡冬景色歌謡碑。
中央とボタンON頂きました。

< YMUさん撮影 >
13:40 津軽海峡亭で食事
竜飛のホントに先っちょの
帯島という所。

< OSNさん撮影 >
ココの店で売ってるタオル。
くまお氏お気に入りのようなのだが、
知人に貸したら返ってこないと、
思い出し不満。
購入しようとしたが、
期間限定で買えず、無念。

ラーメンで水分塩分補給。
トイレは靴を脱がないと入れなかった。
面倒なので次の休憩所まで我慢することに。
再出発。

< KTKさん撮影 >
平地の海岸沿いを走る。

< マッキー氏撮影 >
疲弊しているせいで
楽しいという感じがない。
雪路面がボコボコの所はかなり苦痛。
体力のあるときなら
楽しいはずなのだが。
トイレ(小)を我慢しているせいか、
腎臓が痛い、気がする。
それとなぜか時々、
気管支や肺が痛む。
これは疲れかな?
コンビニについて、スッキリ。
水分も腹12分に注入しておく。
14:30頃? 14号線小国山
最後の難所。登り。
みんな疲労困憊。
しかし世界のOKNさんは
抜群の持久力で1人先頭をゆく。
コンビニ注入が多すぎて、
頑張るのは危険と判断。
先頭グループに付いて
いかずにゆっくり走る。
ほどよく消化されてから、
ペースを上げていく。
雪藪と違い、走れるだけマシ。
という錯覚なのか、
思った以上に踏めて、
OKNさんに追い付く。
この区間、融雪のために
道路に散水されている。

< KTKさん撮影 >
腰の高さまで水を飛ばしている。
左右中央、躱しようが無い。
ビチョビチョだ。
気に入らない。
16:00 ゴール
達成感、ハンパなし!
疲れてはいるが、
気分は最高であった。

10時間、約90km
走行時間約4時間
歩行時間約4時間
(内ラッセル約3時間)
始終晴れて無風。
ラッセル区間の積雪は過去最高で、
一番キツイものであったようだ。
帰宅後、右膝に大ダメージ判明。
歩いて着地したとき痛い。
まともに歩けないほど。
翌日には痛みはほぼなくなったが、
かんじきがなかったせいだろう。
対策は万全でないといけないな。
今年はこれで締めくくり。
来年またヨロシクお願いします。