こだっちとくうすけの冒険

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 こだっちとくうすけ より

グリル付きガスコンロから出火

2010年01月16日 09時01分19秒 | 火災予防!!
おはようございます

今日は、予定通り火災予防シリーズをスタートさせたいと思います

そんな記念すべき第1回のテーマは、

グリル付きガスコンロから出火

ガスコンロからの出火で一番多いのは、

みなさんもよくご存知なてんぷら鍋からの出火ですので、

今晩、てんぷらにしようかなとお思いの方は、

絶対にてんぷらを揚げているときは、

その場から、目を離さないようにお願いします


それでは、グリル付きガスコンロに進みたいと思います

この頃は、今日は美味しく秋刀魚にしようかしらと、

奥様達は、考え中



しかし、突如電話がかかってきたり、

お客さんが見えたりで、

ガスコンロから離れてしまう

すると、その間もグリル内の温度は、上昇し続けて、

かなりの高温状態になります

すると、秋刀魚からでた油の発火点に達した瞬間、

秋刀魚が可燃性物質となり、

継続し燃焼を続けます

発火点とは、
空気中で可燃性物質を加熱した場合、

これに火炎あるいは火花などを

近づけなくとも発火し

燃焼を開始する

最低の温度をいいます。

ちなみに、

木炭の発火点は、320~370℃

木材は、400~470℃

となります。

火源が不要というのが

ポイントです。

ですので、秋刀魚の油が発火点に達すると、

このように燃え出します。

また、引火点とは、

その液体が空気中で点火したとき

燃えだすのに十分な濃度の蒸気を

液面上に発生する

最低の液温です。

参考にガソリンの引火点は、

マイナス40℃以下、

灯油は、40℃以上

となっています。

ですので、ガソリンは危険です

ちなみに引火点は、火源がないと、

火は着きません。

でも、静電気も火源ですので、ご注意を!!




この炎が、噴出している時に、

ガスコンロの上にタオル等の

燃えやすいものが、

置いてあれば、

いっきに延焼拡大し、

家を燃やしてしまいます





もし、火が出たと思って、慌てて

水を入れて、消火しようとすると、

こんな感じになります



そして、美味しく頂くはずの、

秋刀魚ちゃんが、

見るも無残なことになってしまします





では、このような状況に万が一なってしまったら、

第1に慌てない

もし慌てて、グリルを取り出そうとすると、

グリルを出した瞬間に熱さで、

グリルを落としてしまい。

台所によくあるキッチンマットに

引火して、延焼してしまう恐れがあります。

ですので、慌てず、

第1にグリルのつまみを切って、

火源をなくす

第2に、熱くなった鍋を持ったりする時に、

装着する手袋等を装着する

もし、外に運べるようなら、運び出す

けど、ここで失敗してしまうと、

途中で落としてしまって、他を燃やしてしまうと大変なので、

今の状況で、他への延焼の危険がないのなら、

そのまま、グリルの中に入れておくのも、

一つの方法、だと思います。

グリルの火が出ているところに、

鍋のふた等を置いて、空気を遮断する方法も、

いいと思います。

燃焼の3要素
可燃性物質
酸素供給体
熱源
それに、燃焼の継続を加えて、
燃焼の4要素になります。

では、これを踏まえて、
消火方法を考えると、
燃焼の3要素のうち、
1要素を取り除けば、
よいです。

消火の3要素は、
除去消火
窒息消火
冷却消火
それに、燃焼の抑制を加えて、
消火の4要素になります。


除去消火は、可燃性物質を取り除く、

窒息消火は、酸素供給体を遮断する、

冷却消火は、熱源を抑える、

これが、原則となってきます

でも、一般の方の初期消火は、

目安として、天上に火が上るまでにしましょう

それ以上、消火をつづけても、

自分自身の身が危なくなります。

火勢が、自分の消火能力を超えてしまったなら、

速やかに、消防へ通報してください

素早い通報が、被害拡大を阻止します

だれでも、火災が発生したら、

慌ててしまうと思います。

ですから、普段からのシュミレーションが、

必要です

我々は、火災現場で、慌てないために、

日々訓練を行い、災害に備えます

何もないのが、一番ですが、

人が生活をしている以上、

うっかりが、発生します

だからこそ、日々の心構えが、

大切です。

もしもの時に、的確な行動を行うために。

まだまだ、乾燥した時期が続きますので、

火気の使用には、十分注意しましょう

それでは、次回の実験は、

灰皿より出火をお送りします

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