京賀塾道場日記(京都市山科区のキックボクシングジム)

日々の練習や試合での出来事等について普段は熱く、時にはまたーり語ります。“時々ぼやきも入りますよー”

2008.1.24 今日の練習

2008-01-24 23:40:46 | 一般部
朝から何度も雪がちらつく今日は、
夜になると更に冷え込んできました。
おまけに3日前に少し厄介な事に巻き込まれ、
それが原因で風邪気味と言う最悪なコンディションです。
その3日前に起きた厄介な事と言うのは、
このブログでも書いているのですが、
私の携帯にイタズラ電話がかかっきて、
多分道場のサイトに連絡先として私の携帯を載せていたので
それを見てイタズラ電話をかけてきたのではと考えています。
そして、今度は同じ人間の仕業だと思われるのですが、
道場のBBSにも変な書きこみをしてきました。
先ほど削除したのですが、
携帯にイタズラ電話をしてくるだけなら
私個人へのイタズラとして笑い話ですみますが、
道場のサイトにまでとなると
私個人ではなく道場へのイタズラととらえて行く必要がありますので
笑い話で済ますわけには行きません。
まあ、今後も続くかどうかはわかりませんが、
そんな事をして何が面白いのでしょうかね?
同一人物かどうかは私の推測ですが、
携帯には由美という名で、
BBSにはミユと言う名で卑猥な書きこみや電話をしてきます。
たぶん“ゆみ”と“みゆ”と逆さにしただけですので
同一人物でしょう。

話しは変わりますが、
昼間元道場生の助川君が店に遊びに来てくれ、
彼が今書こうとしている小説の話などで盛り上がり、
楽しい一時を過ごす事が出来ました。

それと3月2日に神戸市立王子スポーツセンターで
大会が開かれると言う連絡が来ていますので、
出場したいと言う人は申し出て下さい。
初級・中級者対象の大会だそうです。

今日はシャドー、ミット、コンビネーション、
補強運動、マススパーリングと言う内容でした。


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第3章:写メ

2008-01-24 17:00:57 | 一般部
私は、身も心も本当に冷えきってしまい、
もうポスティングなど切り上げて帰ってしまおうかと、
少し弱気になりかけていました。
しかし、よくよく考えてみるとこの勝負、
女の方から一方的にしかけてきたものです。
何故、何もしていない私が、
真面目だけが取柄で人様に恨まれる様な事などした事のないこの私が、
この様な理不尽な屈辱感を味わわなければならないのかと、
考えれば考えるほど腹が立ってきました。
私は根っからの格闘技者です。
その様に思い出すと、
格闘技者のプライドにかけても
勝負に負けたまま引き下がるような無様な真似だけは絶対に出来ないという思いが強くなり、
やがてその思いは私の全身を包み込み、
心の中には憎悪にも似た怒りが燃え滾ってくるのを感じるのでした。
“やられたらやり返せ”
私の頭の中ではその言葉が幾度となく繰り返し、
格闘技者としての私の血をたぎらすのでした。
こうなったら寒さなどこれっぽっちも感じられません。
“さあ、戦いの始まりだ”
私はそうつぶやくと、
これからどのようにして反撃すれば、
最終的に勝利を得る事が出来るのかと考えました。
しかし今私は崖っぷちに立たされた子羊です。
この首皮一枚残されたような状態から勝利を掴み取るには、
余程の戦略と行動力がないと難しいでしょう。
“これしかない”
私は、ここで本当に危険な賭けに出ることにしました。
一歩間違えればそれこそもう、これからの私の人生そのものが崩壊してしまいかねない大きな賭けです。
その賭けとは
‘私も写メを送り返してやる’
という、諸刃の剣とも言える大胆な行動です。
‘善は急げ’
早速私は行動に移りました。
“カシャ”
私は生まれて初めて自分の姿を携帯で撮ってみました。
しかし・・・、失敗です。
夜空の下、携帯で撮っても暗すぎて何が写っているのかさっぱりわかりません。
今度は近くにあるマンションの入口の明かりをバックに撮ってみました。
“カシャ”
・・・ダメです。
やはり明るさが足りません。
(後で知ったのですがメニュー画面で色々設定すれば少々の暗がりでも撮れるみたいなのです。
まだ試した事がありませんので、確かな情報かどうかはわかりませんが)
私はこの近くでどこか十分な明かりのあるところがないか考えました。
‘そうだコンビニがある’
と最初に思い浮かびましたが、コンビニでは人が多過ぎます。
そんなところで45才のおっさんが自分の姿を携帯で撮っていたら怪し過ぎます。
万が一知り合いにでも見られたら、
それこそもう戦う前に私の人生は終わってしまいます。
“待てよ、そう言えばこの近くに24時間営業しているセルフのガソリンスタンドがあったな”
私は、これは良い所を思いついたと、
嬉しさのあまりいつもより高速でマイチャリンコをこぎながらその場所に向いました。
そのガソリンスタンドが面した通りはそれほど大きくありません。
思ったとおり給油している車は一台だけです。
私はどこか写真を撮るのに適した場所がないかと探しました。
しかし適度な明るさがある場所は敷地の中だけです。
私はなるべく給油している車に気付かれない様、スタンドの入口に移動しました。
何とか明かりが届く場所で給油している車から死角になる場所に体を移動させながら、
まず一枚撮ることにしました。
しかし、ここでとんでもない異変が私の体を襲ったのです。
それは、この寒空の下に長時間体をさらしていたせいで、
指先の感覚が全くなくなっていたのです。
思うように指が動きません。
ここだと思いシャッターを押したつもりでも押せていないのです。
私は両手で携帯電話を持ち、震える手をもう一方の手で押さえながら何とか写真を撮ることに成功しました。
だが、やっとの事で撮り終えた写真があまりにも綺麗にはっきりと撮れている事に愕然としてしまいました。
私の撮りたかった写真はこんなものではありません。
私は外にいると言う事を、先ほどの戦いの最中、女に伝えています。
別に勝負に負けた時に、寒空の下いるという不利な状況だったからだ、
と言い訳する為に伝えたわけではありません。
対等な戦いをする為に私にも服を脱げと女が要求してきたからなのです。
根っからの京都人である私は物事をはっきり断ることが苦手です。
どうしても遠回しな言い方になってしまいます。
その時も私は外にいるからと、核心には触れずにただそれだけを伝えたのですが、
この女もそれ程どうしようもない悪たれ女というわけでは無かったみたいで、
その言葉だけで真の意味を理解し、それ以上無理な要求はしてきませんでした。
話しが逸れましたので元に戻しますが、私は外にいるというこの悪状況を上手く利用して、
少し暗いはっきりと顔が確認できない写真を送りつけてやろうとしていたのです。
いくら賭けに出たといっても負けを前提にした賭けではありません。
少しでも勝利する確率を上げる為にもここは緻密な計算の下に行動しなければならないと思い、
一応要求には応じるが、今の私の状況ではこれが(はっきり写っていない写真が)
限界だと少し弱気な態度を見せて相手の油断を誘いながら、
一気に攻勢に出るタイミングを計ろうとしていたのです。
私は気を取り直して、もう一枚写真をとる事にしました。
思い通りの写真を撮る為、私は少し暗い所に移動し、
なるべく顔が認識しにくい角度を探しながらシャッターを押しました。
しかし感覚が無くなった指先では上手く押せません。
押したつもりでいても押す事が出来なかったり、
押すつもりで無い所で押してしまったり、
何度も何度もチャレンジしますが一向に上手く撮れません。
それだけではなく、
携帯で自分を撮ると言う事は画面を反転させてその画面を確認しながら撮らないといけないのですが、
それが中々上手く扱えないのです。
合わせ鏡で思うように写したいところが写らないのと同じです。
寒さと思うように操作できない焦りで何度撮り直しをした事でしょう。
気が付けば丁度良い明るさを求めて私は道路から丸見えの場所で撮り続けると言う、
とても怪しげな行動を取っていたのです。
私の横をわざとスピードを緩めて通る車に気付いた時、
私はこの何とも言えない滑稽な動作が道行く車から丸見えだったと言う事に初めて気付いたのでした。
時計を見ると約10分もの間その場所で格闘していた事になります。
折角人目のつくコンビニを避けてこの場所を選んだのにと後悔しながら
知り合いに見られていない事を祈るしかありませんでした。
私は次が失敗しても成功しても最後の一枚だと決意し、
もう全く感覚の無い指先でシャッターを押しました。
出来上がりは、はっきり言って失敗です。
あまりにも私の顔がしっかりと写り過ぎているのです。
“もう良い”
思うようにいかない怒りから、私はやけっぱちになってしまいました。
その失敗作と言える写真をもう全く冷静さをなくした私は、
強引に女に送ってしまいました。

“これで良かったのだろうか?”
時間の経過と共に少し冷静さが戻ってきた私は
湧きあがってくる不安から少しでも逃れようと
目の前に現れるポストへ片っ端からチラシをまいて行くのでした。

つづく


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