コンビネーションに強弱をつける？

コンビネーションを打つ時、強弱を付けて打つようにとよく言われます。
しかし、ただ強弱を付けるのではなく、
一つ一つの攻撃に意味を持たさなければコンビネーションは決まりません。

たとえばワン・ツー・フックのコンビネーション、
崩して・つないで・決めると言うように
それぞれの攻撃に意味を持たせて強弱をつけることが重要です。
すべてが決めの攻撃、強・強・強の攻撃ではダメです・・・、

と普段は教えているのですが、
以前ボクシング世界ミドル級チャンピオンでジュリアン・ジャクソンという選手がいました。
彼のパンチは捨てパンチがなく、すべて倒すパンチです。
とりあえず一発当たれば終了と言う、とんでもない強打者でした。
この選手を見た時、
今までやってきたコンビネーションは何だったのだろうと愕然とさせられましたが、
あのような事が出来るのは類まれな強打を打てる彼だからでしょうし、
常人ではとても無理です。

でも、世界は本当に広い、常識では考えられない型破りな選手がいるものです。


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2007.10.24 今日の練習

今日の練習メニューは、シャドー、ミット（パンチ・キック・ヒザ）、
コンビネーション、蹴りの横の変化、スパーリング、フルコンでのスパーリング、補強運動。

今日の練習での注意点は、キメの攻撃をするまでにいかに相手の態勢を崩せるかです。
漠然とコンビネーションで攻めるのではなく
“コンビネーションで攻めて相手の態勢を崩して攻撃をする”
という事をしっかりと意識して下さい。

また今日は蹴りの横の変化を練習しました。
体軸を横にずらして蹴りの軌道を変化させる蹴り方です。
たとえばオーソドックスの右ハイキックの場合、
通常のハイキックと見せかけて蹴りを出しながら
体を左に傾けて蹴りの軌道を変え、
ガードの間から顔面にヒットさせる蹴り方です。

道場生の紹介：その６

石井宏和（２３歳）
戦歴：JAPAN GAME 2003 グローブ空手の部優勝、
ＪＡＩＬ ＢＲＥＡＫ優勝、
第２４回関西グローブ空手交流大会（－64ｋｇ級）準優勝　他

おとなしそうな顔からは想像もつかない破壊力満点の右ストレートを主武器に、
アグレシップな攻め方を好む「倒し屋」です。

社会人になってからのここ数年は練習があまり出来ず、
大会で結果を出せない低迷期に入っていますが、
まだ２３歳と言う若さ、
もう一度、得意の右ストレートで対戦相手をバッタバッタとなぎ倒す、
強い石井の姿が見れると信じています。

性格はチョー真面目。
何事も真剣に考え過ぎてしまうところがありますが、
真面目すぎてどこか抜けているチョット憎めない好青年です。

対人練習で練習になるのは攻め手？受け手？

コンビネーションで対人練習をする時、
受け手側は手を抜いていませんか？
手は抜いていないとしても、
攻め手側の練習であって受け手側の練習ではないと思っていませんか？

特に初心者の場合、攻め手側でコンビネーションを練習していても、
それが本当に有効であるかどうかわかりにくいと思いますし、
あまり考えていないのではないでしょうか？
それよりもいかに教えてもらった様に動けているか？とか、
どれだけキレイなフォームになっているか？等と
自己満足で終わっていませんか？

私は攻め手の時も受け手の時も同じように集中して練習するようにしています。
むしろ、受け手の時の方が何かと収穫が多いです。
自分と違う動きをする攻め手の攻撃を受けてみて、
これはダメだ、これはイイ入り方だと言うように攻めている時にはわからなかった事が多く学べます。
時には自分が普段使わないような動きがこんなにも有効なのかとびっくりさせられることがあります。
また、入門したての者と組む時などは、
素人独特のとんでもない動きや角度からの攻撃に“これは使える”と思えることがあります。
そんな時には、いつの間にか型にはまってしまっている自分に反省します。

ミットを受ける時も同じです。
実際に攻撃を受けているつもりで受けて下さい。
突っ立った状態でパンチングミットを受けていませんか？
実際にパンチを防御するタイミングの練習になります。
目線を相手に合わせて、実際に戦っているつもりで腰を落として受けて下さい。
そうすると打ち手もタイミングが合って打ちやすいですよ。
キックミットも同じです。
腕に力を入れて蹴りを押し返すように受けていませんか？
それでは実際に蹴りを受けた時、腕を痛めます。
体全体で柔らかく受けて下さい。
蹴る方もずいぶん蹴りやすくなると思います。

写真は、亀原人こと亀岡健太の腕と南野君の脚の太さ比べです。
亀岡君の腕の方がはるかに太いです。

2007.10.23 今日の練習

本日の練習メニューは、シャドー、ミット、首相撲、
コンビネーション、スパーリング、フルコンのスパーリング、補強運動。

今日、重点を置いた練習は、ローキックに続けるコンビネーションの練習です。
しかし、コンビネーションの前にローキックの蹴り方自体ができていません。
膝や足首のスナップの使い方や角度もそうですが、
根本的に中心に向かって蹴れていません（ローキックだけに限ったわけではないのですが）
このときの中心というのは表面の中心ではありません。
内方の中心のことです。
その内方の中心と言うものが、始めたばかりの人にはわかりにくいようです。

表面の中心は目で見えるのでわかりやすいみたいですが、
内方の中心だけは何度も繰り返し練習して体で感覚を覚えていくしかないです。
毎日の練習メニューで必ず行うミット練習。強く蹴ることばかり考えて蹴るのではなく、
しっかりと中心に向かって蹴る練習をして下さい。
この時は持ち手の体の中心方向に向かって蹴らないとミット練習の意味がないと思います。
始めたばかりの人は一応中心を蹴ることを意識しているみたいですが、
殆どの場合、パーン、パーンといい音が鳴る表面ばかり蹴っています。
蹴りの方向も間違っている場合が多いです。
そんな蹴りでは相手を倒すことはできません。
倒す蹴りを覚えるなら普段から内方の中心を捕らえる事を意識して練習すると良いと思います。
段々とミットを蹴る音がドシドシと言う重い音に変わり、
そこから膝から下のスナップの使い方をお覚えることによりビシビシと言う音に変わってきます。

今日は１８時から２０時まで少年部、２０時から２２時までが一般部の練習と続けてある曜日です。
火曜日と土曜日がそうです。
以前は火曜日にはこの他に午前と午後のレディースフィットネスクラスの練習があったので
一日が終わるとくたくたになりました。

あ～、今日は２２時からの深夜の予約が入らなくて良かった～。
まだ、日曜日に徹夜で釣りに行った疲れが取れていません。
そろそろ年齢を考えて無理はやめないと。

道場生の紹介：その５

古川孝司（４８歳：道場最年長）

今回紹介するのは京賀塾の最長老：古川孝司。
４０歳からフルコンを始め、４５歳でグローブ空手に転向。
いまだに衰えを知らない古川さんについたあだ名は“妖怪”

しかし、４０歳から空手を始め、まだまだ発展途上とは・・・・・、
いったいこの年齢でどこまで強くなるのか？

写真は去年の１２月に開催されたドラゴンカップのマスターズの部で
勝利をおさめて大変ご満足な様子の古川さんです。

この方が頑張っている限り４５歳の私が先に引退するわけにはいきません。
私の永遠の目標です。
しかし、春に転職された関係で、現在道場に来れない日々が続いています。

古川さん、早くカンバッーク!

ボクサーのパンチ

プロボクサーとスパーリングをして感じることは、
彼らのパンチは的確に急所を打ち抜いてくるなーと言うことです。

テンプル、ジョー、チンと急所を確実に打ち抜く彼らの技術はさすがです。
何度も脳を揺らされました。
私のパンチは当たっても抜けることがありません。
まだまだ練習が足りません。

2007.10.22 今日の練習

本日の練習メニューは、シャドー、ミット打ち、
パンチを打つときの肘・手首の使い方、スパーリングと言う内容でした。

今日の練習で一番時間を割いたのは、パンチを打つときの肘から先の使い方です。

今日練習に来ていたのは入会してから比較的新しいメンバーだけだったので、
もう一度自分たちのフォームをチェックしてもらいました。
地面を蹴った力を腰→肩に伝えるまでは大分できるようになってきましたが、
今日のメンバーは肘と手首に力が入りすぎています。
肩から肘、手首までを鞭の用に使うことができればもっとパンチが強く打てます。

指導員紹介その１：塚本勝

塚本勝（３３歳、某ホテル勤務）
戦歴：関西グローブ空手優勝２回、準優勝１回、ルーキーファイト・ウェルター級優勝他

今回紹介するのは京賀塾で一番のお調子モン、指導員の塚本勝です。
右の写真は３年前の試合で勝利した後に撮った写真です。
（KO勝利に調子付いて何とも腹が立つポーズです）

彼は元々フルコンの出身で（フルコンの頃から指導していたので付き合いは１０年以上になるなあ）
その後グローブ空手にのめり込み、関西グローブ空手を中心として各グローブ空手の大会に出場していました。
グローブ空手の大会に出場し始めた頃はフルコンの戦い方が抜けず中々結果が出ませんでした。
フルコンのクセが抜けないのなら、いっその事一からやり直させるつもりで
従来のオーソドックスからサウスポーに変えさせてみました。
これが見事に当たり、サウスポーに変えてから３ヵ月後に関西グローブ空手で優勝しました。

その後も、各大会である程度の結果を残せるようになりましたが、
一昨年の結婚を期に現役を引退、今は道場の指導員として頑張ってくれています。

彼は何故か昔から女の子に人気があり、
HPで試合の結果や写真を更新する毎に何度もメールでファンレターが道場に届きました。
最近の若い子たちは、私たちの時代とモテル基準が違うのかとファンレターが届くたびに納得できませんでした。

そんなある日のこと、道場宛に件名“ファンです”と１通のメールが届きました。
また、塚本へのファンレターかとうんざりしながら本文を読み始めると、
なな何と私宛のファンレターではないですか。
イヤー最近の若い子の見る目も捨てたモンじゃないとニヤニヤしながら読み続けると、
その内容は、HPの写真を見てファンになりました、
とても素敵です（←３回ほど声を出して読み返しました）
等と、まあーこの若くて可愛い娘さんは良くわかってらっしゃると
４０過ぎのおっさんはもう心を躍らされっぱなしでした。
（メールだけで年齢や容姿がわかるはずはないのですが
頭の中では私の理想の女性
“顔はノリピー、スタイルは森高千里、性格は八千草薫”が
どこかでひっそりと私のことを慕ってくださってると勝手に妄想しておりました～）

そして、長い長～い文章を読み終えると最後に名前が・・・・・、
おおーこの子の名前は何ていうのかな？
きっと素敵なお名前なんでしょうねーとワクワクしながら見てみると、
そこには見慣れた名前が　　

　　　


　　　　　　　　　　　　　　　
　
“塚本勝”　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　




塚本のボケー！

限界とは？

厳しい練習をすると
“限界です、もうこれ以上無理です。”
と弱音を吐く者と
歯を食いしばりながら黙々と頑張る者がいます。

でも、ここで弱音を吐く者が口に出す限界とは精神的限界のはずです。
肉体的限界はまだまだ先にあるはずです。
上を目指すのなら
少しでも精神的限界を肉体的限界に近づけられるよう挑戦し続けて下さい。

今日は前回書いたように、
昨夜仕事が終わってから若狭大島まで車を飛ばして
私の一番の楽しみである釣りに行ってきました。
ヒラメやアコウを狙っていたんですが今日はアジしか釣れませんでした。
でも、中アジが入れ食い状態で結構楽しめました。
アオリイカも釣れたんですが、仕掛けを忘れてねらえなかったのが少し残念です。
夕方まで釣りを楽しみたかったのですが、
今日は昼から仕事の予約が入っていたため９時半で終了、
12時前に帰宅しました。

このため、私は昨日から一睡もしていません。
正直45歳の肉体にはつらいです。

今日もこの後、１４時から２２時まで仕事です。
今から肉体的限界に挑戦です。