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シンコ・デ・マヨ (Cinco de Mayo)

2005年05月06日 | ロサンゼルスの今
写真なしでごめんなさい。

アメリカ時間5月5日は、メキシコ人のお祭りシンコ・デ・マヨ (Cinco de Mayo)です。

1862年5月5日、メキシコ侵略を企てたナポレオン3世のフランス正規軍8000人とのフエブラの戦いで、武器では劣るサラゴサ将軍率いるメキシコ軍4000人(4500人説もあり)が大勝利した記念日です。

当初はフエブラ市周辺のお祭りでしたが、今ではアメリカに住むメキシコ人の大きなお祭りになっています。

さて、これからは旦那さまのお話です。

ある日仕事場で、同僚のメキシコ人のA君から『何で日本人は12月7日(アメリカ時間)を祝わないのか?』

旦那様の頭の中は『???何を!???』

彼曰く『真珠湾でアメリカに勝ったじゃないか‥‥アメリカに勝った国は少ないよ!』

その日は確かに日本時間で”12月8日”。

旦那様は『しかしあれは‥‥‥



A君はメキシコからの移民で幼い時から働いていたそうで、20歳をわずかに過ぎた頃には
ヒスパニック(中南米系のスペイン語を話す人)のギャングメンバーとして白人などのギャングと時折、抗争に参加していたそうです。

その後残念ながら、彼は高速道路脇で死体で発見される事になりました。

お葬式に参加した旦那様曰く、『ハリウッドの犯罪映画の一場面に自分が立っているようだ』と話していたのを覚えています。

現在ラティーノ(Latino)と呼ばれる彼らが、アメリカで自分達の民族の自覚を確認するお祭りなのではと思えてなりません。

この時期になると、死んだ彼のことが微かに心をよぎります。