またテロに対するお知らせが、ロサンゼルス日本国総領事館から来ましたので載せておきます。
年末は海外旅行に出かける計画もあるでしょうから、よく注意して巻き込まれないようにしましょう。
爆弾テロ事件に関する注意事項
10月19日(日本時間)、外務省より以下の内容の広域情報を発出致しましたので、当館からも改めて当地在留邦人の皆様にお知らせ致します。
(内容)
1.本年7月以降、以下のような爆発事件が発生し、外国人を含む多数の被害者が出ています。
(1)インドネシアのバリ島において、10月1日、レストラン及び2か所のカフェで連続爆発事件が発生しました。
(2)エジプトにおいて、7月23日、シナイ半島のリゾート地であるシャルム・エル・シェイクのホテルやスーク(市場)等3か所で爆発が発生しました。
(3)トルコにおいて、(イ)7月10日、西部イズミール県チェシメ市(エーゲ海沿いのリゾート地)中心部にある銀行付近のゴミ箱で爆弾が爆発、(ロ)同月16日、西部アイドゥン県クシャダス市(エーゲ海沿いのリゾート地)において小型バス内で爆弾が爆発、(ハ)8月2日、南部アンタリヤ県アンタリヤ市(地中海沿いのリゾート地)旧市街エリアで爆弾が爆発しました。
(4英国において、7月7日と同月21日、ロンドンの地下鉄及びバスで連続爆発事件が発生しました。
2.これらの事件については現地当局による捜査が継続され、明らかになっていないことも多いですが、各々異なる背景があると考えられます。よって、このような事件に巻き込まれないためには、各地域において過去に起こった事件の特徴、テロ組織の動向、政治・社会情勢等を個別に見て対応する必要があります。外務省では、海外安全ホームページ( http://www.mofa.go.jp/anzen/ )に、「スポット情報」、「危険情報」、「テロ概要」等を掲載し、世界各国・地域ごとのテロ情勢や注意事項をお知らせしていますので、海外に渡航される方におかれては、これらをご参照ください。
3.このように海外渡航上の注意事項は、各国・地域により異なりますが、一方で、以下のように一般的に注意すべき事項もありますので、これらを参考にしつつ、各地域・その時々に応じた適切な安全対策を講じるよう心掛けてください。
(1)中東諸国等のリゾート地や東南アジアの一部を中心にホテルが爆弾テロの標的になるケースが発生しています(例:2005年7月シャルム・エル・シェイクのホテル前爆発事件、2004年10月エジプト・シナイ半島のリゾートホテルでの爆発事件、2003年8月インドネシア・ジャカルタのホテル前爆発事件等)。
このような過去にホテルが狙われている地域等では、ホテルの入口付近で自動車爆弾が爆発する例も多くみられますので、標的とされる可能性が低く、安全対策のしっかりとしたホテルをできる限り選び、ホテルの入口やフロント等不特定多数の人の立ち入りが容易な所にはできるだけ留まらないなどの注意が必要です。
(2)中東諸国や東南アジアの一部等を中心に市場や繁華街あるいは観光スポット等大勢の人が集まる場所が爆弾テロの標的になるケースが発生しています(例:2005年10月インドネシア・バリ島のレストラン、カフェでの爆発事件、2005年7月及び8月のトルコのリゾート地での爆発事件、2005年4月エジプト・カイロの市場での爆発事件、2002年10月インドネシア・バリ島のディスコでの爆発事件等)。
このような、過去に市場や繁華街あるいは観光スポット等が狙われている地域等では、人混みや外国人が多く集まる場所にはできる限り近づかない、また、爆発によるガラス等の飛散に係る被害を防止するために、ガラスを多く使用した建造物の周辺にはなるべく通行しないようにする、窓等からはなるべく離れた場所に身を置くなどの注意が必要です。また、事件が夜間に発生しているケースもあり、夜間、特に深夜の外出は控えるなど慎重な行動をとることも重要です。
(3)その他主要欧米関連施設等が爆弾テロの標的になるケースが発生しています(例:2004年9月インドネシア・南ジャカルタ市のオーストラリア大使館付近爆発事件、2003年11月トルコ・イスタンブールの英国総領事館・英国系銀行付近爆発事件等)。
このような過去に欧米諸国等の施設が狙われている地域では、欧米関連施設や欧米人が多く集まる場所等にはできる限り近づかないなどの注意が必要です。個別の国の事情については、スポット情報、危険情報等でお知らせしています。
(4)公共交通機関が爆弾テロの標的になるケースも発生しています(例:2004年3月スペイン・マドリードの列車爆破事件、2004年2月ロシア・モスクワの地下鉄爆発事件等)。
7月の英国・ロンドンにおける地下鉄等連続爆発事件を受け、現在、欧米諸国では公共交通機関を始め警戒が強化されていますが、その他の国を含め、公共交通機関に対する注意事項については、国・地域により事情が異なり、スポット情報や危険情報にて個別にお知らせしていますので、そちらをご参照ください。
(5)上記場所には特段の注意を要しますが、一方で、テロ事件はいつどこで起こるかを予測することが困難であり、普段から周囲の状況を見渡し、不審者・不審物に注意を払うことが重要です(例:大きい荷物、不自然な厚着、特異な印象等)。
(6)また、万が一に備え、渡航前には、家族や職場の知人等と間で連絡先を確認しておくとともに、不測の事態に遭遇した際には、以下の点に留意してください。
(イ)付近で爆発が発生した場合には、爆発音を聞いたらまずその場に伏せ、戸棚や天井からの落下物が想定される場合には、机等頑丈な場所の下にもぐり込んでください。
(ロ)第二の爆発が起こり得ることに十分留意し、事件発生現場の見物等は慎み、現場から速やかに離れてください。
なお、避難する際は、落ち着いて整然と行ってください。また、有害物質を吸い込まないようハンカチ等(濡れた物が望ましい)で口や鼻を押さえながら戸外へ避難してください。
(ハ)爆発により瓦礫等の下敷きになった場合には、まず落ち着き、体力の温存にも心掛けつつ、有害物質を吸い込まないようハンカチ等(濡れた物が望ましい)で口や鼻を覆い、パイプ等を叩くなどして、救援隊に居場所が分かるようにしてください。
(ニ)また、万が一爆発事件等に遭遇した場合には、現地の日本国大使館又は総領事館に連絡をとるようお願いします。
(7)爆弾テロが発生する可能性のある地域に在住の方は、普段より以下の点を参考に安全対策を再検討してください。
(イ)爆弾テロに関するニュースなどを通じたできる限り正確な情勢のフォロー。
(ロ)入居アパート、オフィスビル及び居住区域の警備体制の再確認。
(ハ)緊急時の連絡方法を再確認し、日頃から携帯電話の電源を切らないようにする。
(ニ)爆風の被害をできるだけ抑えるため、ガラス窓等に飛散防止フィルムを貼付け、窓のカーテンはできるだけ閉める。
(ホ)爆発物飛来防止のため、窓に金網又は幅の狭い鉄格子を取り付ける。
(8)なお、その他の詳細は、外務省のパンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」を海外安全ホームページ( http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html )に掲載していますので、そちらもご参照ください。
(問い合わせ先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
総領事館連絡先
電話 213-617-6700
住所 350 South Grand Avenue, Suite1700, Los Angeles, CA 90071
HP http://www.la.us.emb-japan.go.jp/