
籾を適当な水分量に乾燥させると、長期保存が効くのです。
現在では、乾燥機に籾を入れて乾燥するのが主流です。
導入当初は、天日掛け干しの米に比べて、美味しくないと揶揄されたことも有りました。
人手も省力化できて、均等な乾燥状態になります。
更に、低温貯蔵する事で旨味も担保されます。
便利じゃなかった昔、池下集落では独特の掛け干しが行われていました。
他の地域に比べて湿田が多かったので、木杭を打ち込んで柱にしていました。
倒れにくくなったのはもちろんですが、干している様子が直線的で美しく見応えがあります。
文化遺産的な手法なので、廃らせるのは惜しい気がします。
3年前に『オレ流』の農業スタイルで意気投合した栫さんと、引き継いで行くことにしました。
手始めとして、間伐材を加工した木杭100本を購入することになりました。



