私の大好きな河合先生(東洋大付属京北中高元校長、現京北幼稚園園長)の本
「賢く強い子になる男の子の育て方」からの引用です。
子供の成長のために、もっとも簡単で効果が期待できる習慣を1つ上げろといわれれば、それは間違いなく「挨拶」です。
挨拶の効能の1つは、相手をしっかり認識していることを、シンプルかつストレートに伝えられることです。つまり、挨拶とは、
<私はあなたの行動をしっかりと見守っていますよ>
というメッセージなのです。あなたが出かけようとしていることを知っているから、「いってらっしゃい」といえるのだし、あなたが帰ってきたことに気がついているから、「お帰りなさい」といえるのです。
だから、朝、子供が目覚め、台所にやってきたのなら、
<私は、今日もあなたが、また眠いのにもかかわらず、頑張って朝早くベッドから抜け出し、学校に行く準備を始めたことを、しっかり認識しているわよ>
という意味をこめて、一言、「おはよう」鍵と明るく大きな声で挨拶をしてあげましょう。家事で慌ただしくても、子供に顔を向け、子供の目を見て言うこと。形式的なものではなく、気持ちを伝えるのです。
「ありがとう」「いただきます」「お休みなさい」もすべて同じです。
考えてみれば、挨拶の言葉というのは、その一つひとつに深い意味がこめられていますよね。
「ありがとう」。これは、ありえないくらいのことをしてくれたあなたはかけがえのない存在です、心から感謝していますよというメッセージ。
「いただきます」。これは、母親が愛情をこめて作ってくれた食事をいただくとともに、自然のめぐみをいただくことに感謝の気持ちを表す言葉です。
「お休みなさい」。これは、今日も1日ご苦労さま。今はもう休んでいいですよ、という気遣いの言葉なのでしょう。だから、安心してぐっすりと眠りに入ることができるのです。
本書では、親子のコミュニケーションを様々な視点から考えてきましたが、挨拶ほどシンプルで奥の深いコミニケーションの形態はないような気がします。
河合正著「賢く強い子になる男の子の育て方」三笠出版 知的生き方文庫 p203~204
「賢く強い子になる男の子の育て方」からの引用です。
子供の成長のために、もっとも簡単で効果が期待できる習慣を1つ上げろといわれれば、それは間違いなく「挨拶」です。
挨拶の効能の1つは、相手をしっかり認識していることを、シンプルかつストレートに伝えられることです。つまり、挨拶とは、
<私はあなたの行動をしっかりと見守っていますよ>
というメッセージなのです。あなたが出かけようとしていることを知っているから、「いってらっしゃい」といえるのだし、あなたが帰ってきたことに気がついているから、「お帰りなさい」といえるのです。
だから、朝、子供が目覚め、台所にやってきたのなら、
<私は、今日もあなたが、また眠いのにもかかわらず、頑張って朝早くベッドから抜け出し、学校に行く準備を始めたことを、しっかり認識しているわよ>
という意味をこめて、一言、「おはよう」鍵と明るく大きな声で挨拶をしてあげましょう。家事で慌ただしくても、子供に顔を向け、子供の目を見て言うこと。形式的なものではなく、気持ちを伝えるのです。
「ありがとう」「いただきます」「お休みなさい」もすべて同じです。
考えてみれば、挨拶の言葉というのは、その一つひとつに深い意味がこめられていますよね。
「ありがとう」。これは、ありえないくらいのことをしてくれたあなたはかけがえのない存在です、心から感謝していますよというメッセージ。
「いただきます」。これは、母親が愛情をこめて作ってくれた食事をいただくとともに、自然のめぐみをいただくことに感謝の気持ちを表す言葉です。
「お休みなさい」。これは、今日も1日ご苦労さま。今はもう休んでいいですよ、という気遣いの言葉なのでしょう。だから、安心してぐっすりと眠りに入ることができるのです。
本書では、親子のコミュニケーションを様々な視点から考えてきましたが、挨拶ほどシンプルで奥の深いコミニケーションの形態はないような気がします。
河合正著「賢く強い子になる男の子の育て方」三笠出版 知的生き方文庫 p203~204