新ラ☆スーサの星

ラ☆スーサのいろいろ
  
 ここ数年はコスタデルソル暮らし。

聴かれた女

2007-03-05 11:06:10 | 映画
を見た。面白かったよ。とても。
軽くストーリ説明をすると男の子が引越しした先のアパートは壁が薄くって隣の音が聞こえてくるので興味半分で聴いているうちに盗聴の機械まで購入するようになって、聞いているうちに隣の女の子のボーイフレンドがちょっといかれていることに気がついて。。。
という話なんだけどさ。スリリングでちょっとまぬけで面白い。
ほんで、それに出てくる女の子の部屋がさあ、かわいいのよ。水玉模様を壁に貼ってあったり、ベッドの上にはピンク色のレースのカーテン(簡易天蓋?)が掛かっていたり、「やっぱ女の子の部屋はこうじゃなくっちゃなあ」なんて関心していたんだけど。
実はその映像は男の子の盗聴しながらイメージしている像なんだけれどもね。
やっぱりあたしはおっさんなのか、なんて思ったりもしながら。
とにかくそれに影響されてこれから猛烈に部屋を掃除するつもり。ふぉっふぉっふぉ。

ちょっと凹むことがあって

2006-04-18 21:46:44 | 映画
映画を4本も見てしまった。
まずポレポレ東中野のモーニングで「三池」を見た。
次に「ナミイと唄えば」を見た。
一回家に帰って、誰かの食べ残しのコロッケをパンに挟んで食べてから、飯田橋のギンレイに行った。いずれもタイトル忘れてしまったけれども、コロンビアの女の子が麻薬を運ぶ話と、トニーガトリフの映画を見た。映画館で食べようと思ってコーヒーとおやつ用に甘パンを買った。なんかしょっぱいご飯はギンレイの坂の上のコンビニエンスストアで買おうと思ったのにお店は閉店していてレストランができていた。もう時間もないので、不本意ながらのおやつパンを空きっ腹に食した。なんか不燃焼感があったので、帰りにワインやらチーズやらドイツパンやらレバーペーストやら買って、お友達から借りた料理の本を読みながら家で飲んだ。で、シャブッと歯を磨いて数独やって寝た。
トニーガトリフの映画「飽きちゃったよノンノンノン」なんて思った。実際同じパターンな映画なのか、旅人としてのジェラシーからなのか、あたしが年を取ってしまって、ああいうのがキラキラ見えないのかわからないけれども、そんな自分にちょっとショックだった。

スティービー

2006-03-30 00:54:06 | 映画
ポレポレ東中野にて金曜日まで、レイトで9時からやっているんだけれども。
ドキュメンタリー。
いわゆる親から虐待されていた子ども。軽犯罪をくりかえして。しまいには26歳の時に、8歳のいとこに性的虐待をする。
この映画の監督は学生の頃にこの少年のビッグブラザーとして、一緒にすごしていたんだけれども。仕事やらなにやらで引っ越して、彼とは疎遠になっていって、何年後かに再会して、映像を撮り続けている。
重くって辛くって苦しいんだ。
監督も傍観者ではなくて当事者なんだ。
この映画の存在そのものが、スティービーが監督に愛されたいから、愛しているからあるんだよ。
ひゃー、まったくうまくかけないんだけれども。
まあ、全部解説したらだめだしね。
誰が悪いとか悪くないとか、そういうことじゃなくて、もっと構造的なんだ。
これはアメリカの小さな村のことだけれども。それだけのことじゃないのだ。
暴力を振るう方は、なにも気が付かないふりをしているけれども、振るわれた方は、暴力だと気が付かないけれどもだんだん苦しくなって実際の暴力を身近のことに振るってしまうんだ。
この構造的暴力はがっちがちになっていく一方なんだ。
構造的な暴力を振るわれて苦しくなっている人しが出てこない映画なんだ。
わっはっは、自分も消化していないからうまくかけない上に文章もだめだめでおかしいね。
でもドキュメンタリーってすごいな、と思ったよ。

昨日一昨日

2006-02-08 22:39:41 | 映画
と、映画を3本見た。
ひとつはドイツ映画で「白いバラの祈り」ひとつはフランス映画で「ふたりの5つの分かれ道」みたいなタイトル。もう一つは「インハーシューズ」というアメリカ映画。
それぞれが全然ちがって(当たり前だけどさ)映画ってなんだろうな、と思った。

「白いバラ。。。」は実話で、ナチス政権下で反ヒットラーの学生運動をしている兄妹の話。大学にヒットラーを批判するビラをまいて逮捕されてから処刑されてしまうまでが描かれているんだけれど。事情聴取や公開裁判が見せ場のようなつくりなんだけど。本当の話だから最後はハッピーエンドでは終わらないんだ。ものすごく地味で、深刻で、こちらはただただヒヤヒヤしながらずんずんと沈んで行くんだ。主演女優がまた上手なんだ。映画は終わっているけれど歴史は続いているんだ。
「ふたりの。。。」は離婚したふたりの過去が5場面、近い順に流れて行くんだけど。
そういう撮り方は面白いのかもしれないけれど、なんかだんだん面倒くさくなってきた。
そもそもあたしはそのふたりにたいして興味がなかったからなのかなあ。
些細な日常みたいな、そんなんは登場人物に共感しないと見れないな。フランス映画ってこんなん多い?
「インハー。。。」はトニ・コレットとキャメロンディアスが出演。弁護士の姉と美貌しか取り柄のない妹の話。ちょっと笑っちゃって、ちょっと泣いちゃって、最後はホッとハッピーエンドな、ハートウォーミングなストーリー。安心してみられるタイプのアメリカ映画。

一日たって、「哲学は寝言じゃないんだ」って言った誰かの言葉を思い出した。「年金は必要じゃない人が決めている」みたいな感じの今年のサラリーマン川柳を思い出した。詩ってあまり読まないなあと思った。

ふーん。映画って面白いよな。

空中庭園

2005-12-14 22:10:24 | 映画
空中庭園を見た。金曜日までだからまだ見てない人急いで!!
なんか、なにがおこるのかおこらないのおかヒヤヒヤしながら見た。
なんかずーんずーん、と重くてしばらく沈んだ。
あとから考えると、ちょっとほっとしたけど。
映画は映画監督のものだなあ。と思った。あたりまえだけどテレビとはジャンルがちがうんだなあ。大楠道代、かっこいいな。じょうずだな。

ビタースイート

2005-12-14 21:44:28 | 映画
ダブルピエロカオリを待っている間に見た映画はビタースイート
もともとは「濃厚不倫 とられた女」という題で、ポルノ映画として作られたみたい。だから短いんだけど。
面白かった。ずっと、どきどきひやひやしながら見ていた。ポルノ映画もいろいろなんだなあ。
女池監督、面白いよ。
この前に彼の作品「花井さち子の華麗な生涯」というのもみたんだけど、こちらはまたずいぶんちがって、とってもアホな感じで、奥が深いんだか浅いんだか。パーンチって感じでおかしかったよ。

絵と語りの1日。

2005-10-10 23:17:48 | 映画
四谷のコア石響(シャッキョウ)というところへ、「踊るアコーディオン 唄う紙芝居。村井しげると梅田佳声の演芸大運動会」を見に行った。
梅田佳声さんの紙芝居「猫三味線」を以前に見て、とても感激して3日間は思い出すだけで涙がでてしまう、なんて日々を過ごしたものでしたが。今回はなんかしょうもない系の昔ながらの詰めの甘いストーリーで、これまたおかしいものでした。(モンゴルのとある部族の王子が他の部族に捕らえられた母親と、殺されてしまった父親の敵を討つために戦うのだけれど、強い彼でも1人では到底無理な話で、それを日本かどこかで聞きつけた顔がライオン体がにんげんのライオンマンとヨーロッパの鎧をつけた人(ってだれやねーーん)が助っ人に向う、という話。しかも助っ人に向う!と言うところで終了)。
アコーディオン弾きの村井さんは今回はじめて見ました。いっつもでっかい、一本調子でしか歌ったり出来ない自分に反省したよ。ささやくようなシャンソンで始まって当時の風刺をうたった大正演歌、歌謡曲、タンゴ。♪ラーメちゃんがぎっちょんちょんでパ~イのパ~イのパイ♪とか。この歌この部分以外を初めて聴いたよ。わーん、もっと知りたいぜ大正演歌!!!

そんでその後はポレポレ東中野で「山中常盤」という映画を見ました。
江戸時代にとても流行った浄瑠璃で、その絵巻物12巻を新しく作った浄瑠璃にのせて見せて行くというものでした。
ストーリーは、平泉にいる義経を母常盤がたずねて行く道中(山中というところ)で強盗に襲われて身包みはがされて殺されてしまう、後日そこを訪れた義経の夢枕に母が立ち母親の仕返しに強盗を皆殺しにする、というもの。
その話を追いながら絵は撮られ、浄瑠璃で語られていくのです。風景とかそういった実写もうまい具合に入っている。
母親が強盗に襲われて刺されるシーンや遺言を宿の夫婦に託すシーンなんて凄い迫力があった。
絵巻物を映画にする、というのはどんなこっちゃ、と思っていたけれども、ちっとも不自然じゃなくて、あ~、絵巻物は映像とかそういう技術が開発される前の映画なんだなあ、と改めて思ったよ。まあ、あんな立派な絵巻物を見れる人というのは限られていたとは思うけれども。。。

ひょ~。今日はいろんな物を見て疲れたっぴ。