日本からの郵便物が届かないで有名なスペインですが。

交通事情が悪い国でもないのに、これだけ届かないって、どうなっているんだろう。
前の職場のボスなんか、日本の大使館とか政府から苦情を出してもいいくらいだ！って言っていた。
でも。ほんとだよ。

まず、ＥＭＳ（国際スピード郵便）にすると、「送る」って行為だけで送料が数千円かかるから、スペインの関税の課税対象になりやすい。確か３０００円位で課税対象。送るものの値段書く欄に余程少額書かないと。
でも、送ってくれる人は紛失した場合の補償とかを考えて正確に書いたりするから。アッという間に課税対象。てか、わざわざ数千円かけて日本から送るものの内容が３００円とかなのは不自然じゃない？って思うから、正確じゃなくても妥当そうな金額書いちゃうじゃんか。普通に。そら当然だよ。

去年の夏に盗難にあった時に、またも日本の友達の使わなくなったアイフォン４を譲り受ける為に、送ってもらう算段をしたんだけど。
そら、アイフォンを送るのはさすがにお古でも課税の対象になりそうだな、という事で、アイフォンとは不記載で海苔とか乾物的なものと一緒にＥＭＳで送ってくれたんだけど。
スペインの郵便局から手紙が来て、「あなたの荷物マドリーに留め置いてます。つきましては、内容を証明するために、日本からの送付書と、それらの物の領収書をこちらのウェブサイトに添付ししてください」のようなことが書かれていて。

なんで日本の送付書が必要なのか不可解に思いながらも（だって、荷物にも付いているじゃん。送付書のコピーが）送ってくれた友達に頼んで、画像を送ってもらい。内容物の海苔の領収書はそんなものは無いから、手持ちの日本の領収書を利用し、アイフォンについては「私の使っていたアイフォンを事情により送ってもらいました昔の物ですから領収書はありませんが買ったとき（数年前）はいくらでした（自分の電話って事した方が良いだろうと思って。）」みたいなことを指示されたウェブページに書いて送信し。

そうしたら数日後、もうわすれちゃったけど、ホニャララが足りませんから、添付してください。
と今度はＥメイルが来て、ちょっとよくわからないで保留にしてて、数日後思い出して慌ててあたしの申請ページに行ったら、「もう手続き期間が終わったため日本に返送しました」と。（自分の仕事のノロさは棚に上げて人には厳しく期限を切って来るんだよねー。）

なんか、これ、あたしは親しい友達だから送付書のコピー頼んだり、だいたいいくらくらいの物なのかとか聞けるけど、そうじゃないと、もう放っておくしかないか、あるいは書類を全部揃えたとして、税金を払ったりとか、噂ではマドリーまで支払いに行ったって聞いた事あるし。きょうびは知らんけど。
なんか、めちゃくちゃ。付き合いきれん。


スペイン、貧乏だから、こういう外国からの荷物にケチ付けて収入を増やそうとしているのかねー？
だとしたら狙っているところが小口過ぎて、逆に赤字だと思うんだけどなー。

送り返すのだって送料かかるだろうに。

そんなこんなで、この荷物は無事に日本に帰って行ったのですが。（送り返すのも面倒で捨てちゃうんじゃないかと心配したのですが。そこは大丈夫なようでした。ほっ。）

普通に紛失ってのもあって。
あたし盗難の後すぐにクレジットカードを再発行したんだけど。母がそれをスペインのあたしに送ったんだけど。
それは永遠に届きませんでした。あ、まだ永遠かはわからないけど。少なくとも１年では届きません。
「住所間違っちゃったかなー？」って母は行ったけど、だったら返送すれば良い訳ですから。

そんで、この度あたしはかれこれひと月ほど郵便物を待っているのです。
今回はＥＭＳではなく、小包で。
小包の方が届きやすいみたいなので。送料も安いから。
番号追跡が出来るので、チェックしているのですが、８月１７日にマドリーに着いたきり、どうにもなっていないようです。

今回はお知らせの手紙も来ていないし。。。
夏休みも終わっているだろうし。
どんな煩雑な手続きがあるのか、ないだろ。。。と。思いながら。

時間がかかっても良いからなくさないで欲しい。。。涙。