なんか、お店で買うと時間経ってるからかしらねえ。。。。。
なんか、お店で買うと時間経ってるからかしらねえ。。。。。
実は。実はって事も無いですけど。
昨日日曜日からセマナサンタが始まっています。
もう、こっちに来て4度目のセマナサンタかー。しみじみ。
去年は狂ったようにマラガやらベナルマデナプエブロやらに見に行ったのですが。
今年は今のところ自分の中で盛り上がっていないので。なんでだろう。わからないけど。まだ見に行っていません。
ヒターノgitanoとはスペイン語でジプシー(ロマ)の事です。
ヒターノgitanosというコフラディアcofradia(信者団体)から
Nuestro Padre Jesús de la Columna という名前のジーザス(スペイン語ではヘスース)
(私たちのお父さん円柱のヘスース。直訳だとこんな感じですけど。別の意味があるのかどうかはわかりません。)
と、
María Santísima de la O という名前のマリア
(マリアサンティッシマデラオー。サンティッシマはサンタ聖の最上級。マリアデラオーはビルヘンデラエスペランサの事で、妊娠してお腹が大きいマリアの事らしいです。そのお腹の大きい様子がOに見えるからだとか、ジーザスが生まれる8日前の祝いの日のお祈りの言葉がオーーーとはじまるからだとか言われているようです。)
のパソが出ます。
ここのナザレノの帽子が他の団体のと違って円錐の尖り帽ではなく、そのまま布をかぶったような感じに、茨の冠をかぶっています。
担ぎ手120人。
そしてなんといってもジーザスが小麦色。
ヒターノの人たちは非ヒターノより色が黒いので、自分たちのジーザスも色黒だそうです。
思っていたよりもだいぶ色黒。
ちなみにこのパソは1942年に作られたもので、マラガにあるものの中では古い方みたいです。あたしはてっきり全部数百年くらい経ってるのかと思っていましたけど。
そしてこのプロセシオンの特徴はこのジーザスの後に人々が続いて、「グアポグアポ(ハンサム!ハンサム!)」「モレーノ(茶色い)」とジーザスをほめたたえたり、歌ったり踊ったりしている、と言う所です。
他の地域のプロセシオンは知りませんが、マラガではそういうことするのはこのプロセシオンだけです。
その様子を撮影したので、良かったら見てください。↓
Procecion de Gitanos semana santa Malaga 2018
そして続くマリア。
担ぎ人150名。
ちょっとだけ小麦色。
今日はセマナサンタの最終日。
ジーザスが復活した日です。
マラガに出て行くのはもう疲れちゃったので、今日は近所へ。
とは言えあたしの町は何故か日曜日のプロセシオンは行われない事が判明。
なので、バスで10分程行ったところのベナルマデナプエブロへ行きました。
いわゆるアンダルシアの白い町、って感じのかわいらしい所なので、景色も良かろうと。
着いたら教会の前に人が沢山。
そしてパソが出てきそうな 扉が既に開いていたので、慌てて陣取る場所を見つけました。
扉から結構近くだったので、歩く際の注意をしているような声も聞こえてきます。
音楽が鳴り始めて、おそらく「扉の鴨井?に像をぶつけないように!」と注意を促しているような、声と同時にパソが出てきました。
↓動画は入り口からパソが出てくる様子です。
Domingo de Resurreccion 1 de Abril,2018 Benalmadena Pueblo
そうなんです。出て来てびっくり。担ぎ手が全員女の子。
指導?する人も女性です。
町も小さいし、第一道が細いから大きなパソは運べないというのもあるのだと思うけれど、ジーザスが小さい!パソが小さい!とびっくり。
マラガとは規模が違う。マラガのパソは一つ数百人で運ぶから。これは5~60人くらいかな~。
そして担いでいる人の顔が穏やか。
マラガのはみんな超神妙な顔つきだから。
この幕?は多分連日のプロセシオンで使われたパソの旗だと思われます。それが一堂に会しているのだと。(予想)
マラガのプロセシオンではマンティージャの美女達でしたがここでは普通のよそ行き服の美女たちがこの杖みたいのをもって歩いています。
見学客?も正装している人が結構いました。穴の開いたジーパンにぼろいパーカーのあたしは少し申し訳なく思いました。
細い道ギューギューな感じでプロセシオンがゆっくりゆっくり進みます。
先頭に偉い雰囲気のおじさんが杖と旗をもって歩いて。
子どもたち。
次にジーザスやマリアの顔の書いてある幕を持っている人が続き、
杖を持って歩く紳士とご婦人。
そしてお香を焚く子どもたち。
パソ。
吹奏楽団。
その後に見学客がぞろぞろと続きます。一緒に行進します。
吹奏楽団の曲で素敵なところがあったり、一区切りついたりすると拍手が起こり。
ゆっくりと進んでいきます。
晴れた日曜日の、小さな町のプロセシオン。
マラガのとは違って。
ますます祭り好きの血が騒ぎました。
あたしは普通に行進するプロセシオンも好きなのですが、パソ(御神輿)がコフラディア(信者団体)とか教会とかから出てくるのを見るのがもっと好きで、そういえば行進終わって戻って来るのって見たこと無いなー。
と、思って行ってきました。
encierro de la santa cruz malaga2018
初めてユーチューブに動画をアップしてみました。フフフ。動画編集ソフトとか持ってないのでそのまんまですけど。
これはSANTA CRUZ(サンタクルス)というコフレディアのパソで、あたしが遅刻して行った為にマリアしか見れなかったのかと思いましたが、ここはマリアしか所有していないのかも。(大抵ジーザスとマリアを所有している)
すごく混んでいたので、あたしがパロキア(教会てか小さい教会?)に到着したのが23時。本来22時40分にはencierro(教会に戻って来る)が始まっているはずだったので慌てたけれど。
なんとか間に合った。
マリア様が丁度細い道をやって来た。
あと一つ角を曲がったらパロキア。ってところで見れた。よかったー。
そしてささささーっとあたしは忍者の歩みで?パロキアの前に着いた。
スペイン人て、基本「みんなと同じ」みたいのを重んじるので、前が隙隙でもなんとなく前に行かない、みたいなところがある。
なので、あたしは迷惑にならないように前に出て、パロキアの方に進みました。既に人が沢山いるのだけれど、探せばあるもので、丁度一人分の隙間発見。
隙間の横のおじさんに「ここ入っても良い?」と確認して、そこに位置取り。
上の動画はこの後の様子で、この角を曲がってからパロキアの前までを撮影しました。
音楽が本当に哀愁。
さっきの角からゆっくりゆっくりパロキアの前に。マリアは背中からパロキアに入っていく。
涙を流すマリア様。手には茨の冠。
コスタレロ(担ぎ手)がくるりと方向を変えてパロキアの方を向く。
周りで担いでいる人はパロキアへ入って行き、残りの人でパソを押す。
パソにはどうやらタイヤが付いているらしい。
担がずに押している感じ。
パロキアの中に収まりました。
教会の装飾とマリア様が浮き上がって、絵画のよう。
そしてすぐに扉は閉ざされ。終了。
皆つぎのプロセシオンを見に行くのか。帰途に着いたのか。ぞろぞろとその場を離れて行きました。
コフレディアによってそのしまわれ方は違う様ですが、ここのはこんな感じ。
プロセシオン(行列)には団体によってさまざまですが、基本、ブラス楽団や聖職者風衣装のおじさん、とんがり帽子のナザレノ、そしてこの美人さんグループなどがいます。
この美人グループは何を意味しているのかわかりませんが、
マンティージャと櫛をしています。これは正装らしいです。
マンティージャとは彼女らが頭につけているレースのベールの事です。
もともとこのマンティージャはアラブの「ベールで顔を隠す」という習慣から来ているらしく、庶民の間でカソリック教会などに行く時に付けていたのが、高貴な人達にも広がり、次第にスペインの正装となったとか(17世紀頃)。
ベールが顔にまとわりつかないように、大きな櫛を頭にさしてそこからベールが垂れ下がるように着けています。
正装とは言え、今ではセマナサンタか、闘牛場、結婚式の新郎のお母さん(この場合、ベールは黒だけれど、服は普通のパーティー服)くらいしかつけないようです。
美人さん。
願をかけて裸足で歩いている人もいます。
だいぶ暖かくなってきたとは言え、道路は冷たいし、空気も冷たいので冷えて具合が悪くならないか心配。(大きなお世話すぎますけど。へへへ。)
手に持っているのはロザリオです。カソリックのマリアへのお祈りの時に使ういわゆる数珠です。
なんて思って、
町のカンタオール?フアンから聞いたの書いたメモをみたら、土曜日って書いてある。
土曜日って、いつのだ?まさか、もう終わっちゃった土曜日か?
と思って、インターネットで、フアンから聞いた名前をいろいろ調べてみたけれど、わからない。。。。
がっくり。今年こそ聴けると思ったのに―!サエタ。
あたしの歌の先生ビルヒニアが深夜1時半に歌うのは知っているけど。。。。ちょっと、そんな時間は行けない。というか行きたくないね。
(一応セマナサンタ中は深夜のバスがちょっとだけ多くなるとはいえ。)
そんなこんなで、手あたり次第、行ってみるしかないか!と。
行ってきました。マラガ。
インターネットに上がっているプロセシオンスケジュールを見る。
サエタが歌われることが多いのは、出発地点と最終地点(同じ場所)。
マラガでは一日に6か所くらい12台くらいのパソが出る。
3時半くらいから12時、とか深夜2時とかまで。ずっと。
一番早く終わるのが11時半位。その時間は嫌だな。
ほんじゃ出発地点をいくつか狙おうじゃないか!
そして、その日のそのパソのハイライトみたいのを載せている記事を見つけたので、
それも参考にしながら計画を練る。
計画の練りすぎで、最初の出発とそのパソのハイライト時間には間に合わない感じになってきたぞ。経費削減でバスで行くから時間がかかるし。ははは。
マラガセントロ(マラガ中心地)はプロセシオン見学の椅子が道路に設置されていて、だいぶ交通規制というか通行止めになっている。
屋台みたいのも沢山出ていて、思っていたよりもだいぶ盛大。
去年は夜のプロセシオンを見に来たけど、セントロは通らなかったから、気が付かなかったー。
多少の一時的な交通止めみたいのはあると思っていたけど、一週間この調子だろうね。すごいねー。
そんなこんなで、時間と距離的に都合のよかったのはこちら。
プロセシオン名 PENA (悲しみ)
出発17時半。--- 終点24時。
担ぎ手1216人 ナザレノ(三角帽の人)300人
Calle Pozos Dulces (甘い穴通りって言う意味?まじか?わからん)
のこちらPlaza de la virgen de las penas (悲しみの聖母広場かな?)から出発。
ちょっと早めに着いた。とは言え、5時は廻っているので既に人が沢山。
ドアが開いたら、人々がざわめき、拍手が上がる。
中からナザレノが出てきて、位置に付き始める。
天井画、壁画も素敵。
しばらくして
カーン
と音が鳴り、ジーザス像を乗せたパソがゆっくり左右に揺れながら出てくる。
今年はもうパソは見なくてもいいな、なんて思っていたけど、やはり、生で見ると全然信者じゃなくても「ぞくっと」来る。
のそのそ出て来てジーザスが扉から出てきた辺りで、楽隊による音楽。題名わかりませんけど、セマナサンタ、といえばこれ!って曲。
その荘厳なことったら!
担いでいる人の感慨もひとしお。涙している人も。
こんなに大勢の人が担いでいる。
御輿だけでも重いだろうに、こんなに大勢担ぐと尚更重いだろうな。
そして、右に左に揺れながら、ゆっくりゆっくり進んでいきます。
休み休みにしても、7時間も!
なんか、長いものに巻かれ過ぎてびくともしない、とか、腹の中に堅強ななにか塊があるんだろうなー、
てあたしが感じているスペイン人がここにも見える。
マリア様登場。
やはり悲しい顔をしているね。
このマリア様の素敵なところは
後姿。マントが葉っぱと花で出来ている。悲しい中にも温かみを感じる。
てか、サエタは???サエタ?
あのカーペットみたいな布が下がっている窓から歌うんじゃないの??
開かない窓を見ながら、去っていくマリア様を見ながら絶望。
すると、どこかから、サエタが聞こえてくるじゃありませんか!!!
しかし、よく聴こえない。。。。
どこで歌っているんだ??
「しーっ」「しーっ」静寂を促す人々。
お。少し聞こえて来た。
終わって拍手。
そしてパソは去って行った。。。。。
声が聞こえていた方に歩いてみた。そこにいた奥さんに、見えなかったけど、どこからサエタを歌っていたの?と聞いたら、
裸足でマリアのパソの前に出て歌っていたのよ。とてもよかったわよね。
えー!そんなの見たら涙出ちゃうねー。感動しちゃうねー。
全然信者じゃなくてもー。
てか、あたし残念だったわー。
窓から歌うばっかりじゃないのねー。
と、ちょい残念ながらも、よし、つなげていこう!と。
張り切りながら次の場所を目指しました。
どこの道を歩いても人が沢山いて、パソが通るのを待っているようでした。すごいなー。
階段にもこんなに!
本当に、盛大なお祭りなのね。すごい。
あたしの住むアロジョデラミエルは、パソが通らない時は日常。って感じだけど。
マラガはセマナサンタ中は非日常、「ハレ」の毎日なのねー。
なんか、あたしセマナサンタ好きになって来たよ!皆さんもこの時期に来てみてはいかがでしょうか!!!って思った。ははは。
10年間に家族でスペイン旅行した時もセマナサンタの時期で、あたしはそうでもなかったけれど、父がいたく気に入って、行列の音楽が聞こえるたびに「お、見に行こう!」って言ってたのを思い出した。年齢も関係あるのかも!ははは。
あ、そして、あたしは次の場所を目指したのだけれど、途中で、なんか悪寒がしてだんだん具合が悪くなって来たので、列車に乗って帰っちゃいました。
でも少なくともあと一回は見に行くつもり!!
そして夜は満月。
セマナサンタは、春分の日の次の満月の次の日曜日にジーザスが復活する日が設定される。ので、そこを最終日とした一週間に行われる。
今年はプロセッシオンは見なくていいけど、へへへ。
サエタは聴きたいなー。
一応、マラガでサエタを歌う、って人に予定を聞いたので、余程あたしがなまけものでない限り、聴けると思う!!てかスゴイ混んでて聴こえない!とかあるのか??不明。
今年はサエタの教室にも行ったので、難しくてちんぷんかんぷんだったけど。
マラガでサエタ歌う人が沢山来ていて練習していたので、サエタシャワーは沢山浴びたのですけど。
やはりその場で聴きたいなー。
と思います!!!