イソギンチャクのフライを食べました。
初めて食べました。
ortiguillas という名前です。
サザエの肝みたいな磯の味でとろりとしていておいしい。
インターネットから画像拝借ですけど、こんな見た目のようです。
スーパーマーケットで山羊乳や羊乳が普通に売られていて、さすが、ヨーロッパだなあ。なんて思っていましたが。
試してみたことはありませんでした。
ヤギ肉ってちょっと独特の味するし(赤ちゃんはそうでもないけど)、ヤギチーズももはや慣れたけど、最初の頃は苦手だったし。
乳だって結構匂いありそうじゃない?と、ちょっと怖くて。
先日同僚が家で取れた山羊乳を分けてくれました。
というかこれで二回目なんですけれど。
最初もらったときは、「(そもそも牛乳も飲まないので)多分好きじゃないような気がするけど、味見してみたいからもらう―」とか言って少量もらいました。今は沢山貰いますけどね。
そもそも一度煮沸しないと飲んではいけません。
沸かしただけで飲んでみたら、いわゆる山羊チーズみたいな埃っぽい味は無くて(失礼)、濃厚でおいしかったのですが、おすすめの飲み方をしたら本当においしい。
お勧めの飲み方とは、
山羊乳にレモンの皮(白い所はいらないように黄色いところだけ)とシナモンスティックとお砂糖を入れて沸かす、という所謂アロスコンレチェ(お米を牛乳で煮て冷ましたデザート)味です。
これをしっかり冷やします。濃厚でクリーミーでおいしい。なんか栄養価が高そうなイメージで、元気が出そう。
お砂糖が三温糖みたいなやつなので全体的にクリーム色みたいになってますけど。乳自体はもっと白いです。
濃いめに入れたアイスコーヒーに入れてもこれまたおいし。
マラガセントロの普通のスペインバルに見えるけど、パラグアイ料理を置いている店によりました。
ポロトのサラダ(タパサイズで2.5ユーロ)というのがあって、なんだこれ?と思って頼んでみたら、
小豆のサラダでした。
小豆と似て非なるものなのかもしれませんが、味は小豆でした。
ポテトサラダのお芋じゃなくて小豆、という感じのサラダ。
レモンを絞るとますます小豆の味がしておいしい。
お肉の三つ編み焼き(2ユーロ)
牛肉を三つ編みにして煮込んでから焼いた料理。ゆでたユカ(キャッサバ)が添えられています。
ボリュームたっぷりでおいしい。
これに生ビールを3杯飲んで夕食終了。
セマナサンタ(聖週間)が終わりました。
今年も御神輿を運ぶ盛大なイベントは行われませんでしたけ。
フェイスブックで、キリスト像やマリア像の前でサエタ(それらの像に向かって、捧げられる歌。無伴奏)を歌ってる映像は結構沢山見たので、小さく、関係者内だけの儀式ではあったようですが、行われていたようでした。
そんな中、土曜日に近所のフラメンコペーニャ(フラメンコ愛好会)のランチフラメンコに連れて行ってもらいました。
その本日目玉の食事がポタヘデクワレズマです。
クワレズマと言うのはセマナサンタまでの40日間を指す言葉で、この期間はお肉を食べてはいけないとか、笑ってはいけない、とか、多分セマナサンタを迎えるにあたって厳かに過ごす、期間です。
きょうび、それを実践している人は少ないみたいですが。
セマナサンタの週はお肉を抜く、とか、せめて木金土は抜くとか、なんかそう言う人もいるみたいです。
という訳で、ポタへデクワレズマとはその時期に食べられるお肉の入っていないポタへ(野菜煮込みシチュー)です。
私はスペイン人と暮らしていないので、本当のスペイン人の食べ物ってのはよくわからないので、このポタへを食べる事を楽しみにしていました。
このポタへのおいしい事ったら。
普通のpotaje de cuaresmaポタへでクワレズマ は魚の出汁ですが、これはそれにエビの出汁がとっても効いていて味が重厚。
見た目は地味だけど。
煮え煮えのほうれん草にその出汁が絡まり、クリーミーに煮えているお豆と得も言われぬハーモニーを繰り広げます。
いくらおいしくても、あたしにはお豆が多すぎて。お豆を減らしてもっと汁をください!と思いましたけれど。
とにかく思いがけないおいしさでした。
そんなこんなで、食事時間に2時間ぐらい。その後にショーが始まりました。
なんかセマナサンタをモチーフとした踊りでした。
そのフラメンコがあたしの好みかは別として、こういう、ローカルなペーニャで行われるイベントって好きだわー。
ちなみにその日の朝はセマナサンタを代表する甘い物、トリハを食べました。
持ち帰る時に潰れてしまってまずそうに映ってますがおいしいです。
油で揚げたフレンチトーストにハチミツ液とシナモンがかかっててジュワットしたお菓子で、これは更にカスタードがサンドしてあります。
わたしはスペインの甘いものはあまり好きではありませんが、このくらい突き抜けた甘さのものは何故か好きです。
昨日いつもと違う八百屋さんに行って大根を買おうと思ったら、
大根と同じところに蕪がありました。
スペインではカブも大根も同じみたいです。naboナボと言います。
辞書で調べてみても、カブでもナボって出てくるし、大根でもナボって出てきます。
ちなみに、二十日大根みたいな赤いのはrabanoラバノと言って、スペイン人的にはnaboとは別物です。
以前にバルでラバノが出て来た時に「ナボだ!」と言ったら、「ラバノだよ(全然違うんですけどー!)」みたいな感じで訂正されました。
仲間じゃねえかよとイラッと来たんですけどね。
葉付で売っているものもあったので、葉っぱを見ても、カブの葉っぱで、横に転がってる大根の葉っぱとも違うものだったので、
「お!スペインでもカブが売っている」とびっくり。そしてナボとして大根と一緒の入れ物に入ってるのもびっくり。
カブと大根の間の子みたいなのも(すぐきみたいな?)あるみたいで。
一応用心して、買うのは一つだけにしました。
ほら、カブみたいでしょ。
切ってみたら
がびーん。なんか軽く病気中?そして筋が固そうに見える!
気を取り直して痛んでるところをとって食べてみると、カブの味がする~。
そして筋っぽくは無くて蕪の柔らかい歯触りがする~。
という訳で、塩をして浅漬けにしました。
本当は蕪の糠漬けはおいしいけどね。そんなものないからね。
一つだしね。蕪。
スーパーマーケットのお豆腐は
メルカドナ→チーズコーナーに売らてて、見るからに怪しい。未トライ。
リデル→固いけど、大豆の味はしている。でも硬い。
なので、だいたい中華食材店で買います。
でも、味わいが今一つ。
大豆の味があまりしないどころかなんか化学っぽい味がする。たまに腐ってる。腐ってるというのか、とても変な味で食えないと気がある。
それでも一番あたしの知ってる豆腐っぽい感じ。
先日揚げ出し豆腐にしてみました。雰囲気は揚げ出し豆腐だけど、やっぱりお豆腐の甘味みたいのが無いので、寂しい。
じっくり煮込んだりすればあまり気にならないけれど。
しかもうっかりしてだし汁を作る前にお豆腐を揚げ始めてしまって、慌てたので、お醤油がどぼっと入って色が濃い。
10月にコルドバの小さな街のワインツアーみたいのに行ってきました。
Santaellaサンタエジャという、ペドロヒメネスというブドウを村を上げてオーガニックで作ってる、という所です。
コルドバもマラガもへレスのシェリーのような強化ワインが主流です。
マラガはモスカテルという甘いブドウで作るワインで、コルドバはペドロヒメネスです。
村の観光課かなんかが主催していて、ブドウ畑を案内してくれて、街をの名跡を辿って最後にワインを試飲するというもので。
このコロナ禍で時期がずれてしまったのと人数制限やらで、例年とは違うようでしたが、普通は収穫時期に行い多分みんなでブドウを潰したりするんじゃないかしら。
今年はぶどうは収穫した後でした。
紅葉してるっていうのかなあ。枯れてきて黄色になっている葉っぱが美しい。
そして、摘まれなかったブドウが天然干しブドウとして、蔓にぶら下がっているではありませんか!
ペドロヒメネスはとても糖度の高いブドウで、そうそう腐らない。
おいしい干しぶどうになってます!
そんなこんなで、沢山いただいてきちゃいました。
種が入っているから食べるとプチプチして良い感じ。
ツアーの最後のお楽しみ試飲会。
超楽しみにしていただけに、そんなに好みの味じゃなくてびっくり。