サルサバンドLATIN FACTORYのブログ
EL WEBLOG DE LATIN FACTORY
廃線跡を歩く(下津井電鉄下津井電鉄線)Vol.4

鷲羽山駅を出ると、瀬戸大橋が見えてきました。下津井電鉄線が晩年に、観光鉄道として転身を図った時期には、ここからの眺めも売りだったのだそうです。しかし、実際に見渡せるのはごく一部の区間の為、あまり集客には寄与しませんでした。
その景色を左に見つつ、路盤は徐々に下り勾配となって行きます。暫く進むと、岡山県道393号とクロスします。この県道は、かつては鷲羽山スカイライン(鷲羽山有料道路)という有料道路だったそうですが、現在は無料開放されています。
大きな道路の建設によって大きく地形まで整備されるため、この様な場合には、その路盤の行方も良く確認しなければなりません。幸い、道路にさしかかったときにはよくわからなかった路盤が、道路を渡るとはっきり見えてきました。
ここからは、山もなく平坦な地形を進むことになります。
その先の東下津井駅。ここは倉敷市立下津井中学校の最寄り駅だったそうですが、現在はここを通る学生も皆無でしょう。とても、寂しい景色です。
さて、東下津井駅は、終点下津井駅の一つ手前の駅。ということは、あともう少しで目標に到達する・・・
ところが、沿線では東下津井~下津井の駅間が一番遠いんですねぇ(笑)。
しかも、その路盤はどんどん人気のない方向に進んでゆくし、周りには人っ子一人いないので心細いったらありゃしない。さらには、この時点で雨がかなり強く降ってきて、いよいよずぶ濡れも覚悟かと orz...
すると、その先に道路橋をくぐる場所があったので、暫く雨宿りしました。ふと見上げてみると、鉄道の架線を保護するためのネットが、主を失ったままその姿を残していました。もう、君も頑張る必要は無くなったんだね ・゜・(ノД`)・゜・
雨宿りついでに毒を摂取して休んでから再出発。いつまでも、ここにじっとしていたら、そのうちこんなものが出てくるかもしれないし(笑)
うっそうとした切り通しを抜けると、また人里が見えてきました。
家や畑を縫うように、港を目指して路盤は方向を変えてゆきます。意外だったのが、その集落に新しい建物が多かったこと。鉄道が現役だった頃から存在する建物も、もう少ないかもしれませんね・・・
やがて右側に県道22号線が現れます。
その県道の下をくぐれば終点下津井駅
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
やっと着いた・・・
つづく
Editor CABEZÓN

