
可哀想な声なのか私の声を聞いた人が
「風邪、大丈夫ですか?」と言って心配して下さる
そこまで体調悪くもないのに
あれは鉄棒で遊んでいた小学低学年だった頃
着地が悪かったせいで手首を骨折した私は
大袈裟過ぎるギブスと痛々しい包帯に
友達たちは、そろって私の荷物を運んでくれ
教科書を出しノートをとり給食を運び
私の世話を焼いてくれた
周囲の優しさが嬉しくって
ずっとこのままギブスをしてたい。
なんて事を子供心に思った
大人になって
勿論、人の優しさは嬉しいのですが
余計な心配をかけたくない
だとか、
気を使わせたくない
迷惑をかけたくない
と、考え方が変わり身体が痛くても
心が痛くても平気な素振りをするようになった
もう少し素直になることが出来れば。
そんなことを思う事があっても出来ないし
言えない
そう、
私は天邪鬼で可愛げない女。ふんだ