Revive

 

曇りひとつない想いに祈りを

2020-04-06 12:24:00 | 日記

飛行場のプライベートラウンジは、
広く無機質な室内に心地いいBGMが流れている

私は質のいいソファに深く腰掛け
窓から見える滑走路で離着陸する飛行機を
ぼんやり眺めていた。

フライトまで、あと一時間。
少し遅い朝食は
バターと焼きたての香ばしい香りがするクロワッサン
濃いめのブルーマウンテンコーヒー。

カバンに忍ばせた読みかけの小説を取り出し
テーブルに置いたが、
心は既に今から向かう先、パラオにあって
読む気にはならない。

もう何度も行ったパラオでは
セスナ機でロックアイランド周辺を遊覧飛行したり
ミルキーウエイの泥パックをして
休日をいつも過ごしていた。

そう。
ここは私の秘密の楽園。




世間では、コロナ感染だとか
経済悪化と騒いでいるけど、
私には無関係なこと。

パラオにある私の白い別荘は、
誰も足を踏み入れない禁断の場所。
人の立入らない別荘で、
私は一日中、世界一綺麗な海を眺めて過ごすの

朝から晩まで、、、
一人で、、、

ずっと、、、
一人で、、、

ひとりで、、、、、

いや、ちょっと待って。
ずっと一人なの?
誰も居ないの?
無人島に一人ぼっち。

孤独。
寂しい。
心細い。
悲しい。

そんなの嫌だぁ!!

映画、トムハンクス主演の
キャストウェイを思い出しました。


辛いこと、悲しいこと、苦しいことがあると
私は、こうやって妄想をし現実逃避をします。

暗いニュースが続く中、
この小さな胸が不安でいっぱいです。
コロナ、一日も早く収束してほしい。

パラオなんて行ったことないけど、
日本にだって綺麗な海はたくさんある。


ということで、休日は隣県へ行きました。
といっても、公共交通機関を利用するのは怖いので
仕事を終えたその足でバイクに乗って
夜の一般道や高速道路を走った。

いつも賑わう市内繁華街は閑散としていて
人通りも少ない。

私はその夜、どうしても会わないといけない人が居て
人ごみが居る店を避け
自販機前でコーヒーを飲みながら話をした。

信用できる相手でも目に見えないものを
持っている可能性はゼロではなく
用心をしないといけない
それはお互いに。

閑話休題

日曜日、
風は冷たいけどポカポカ陽気の中
バイクから電動自転車へ乗り換え
桜を見に行きました。




ぱっと咲いてぱっと散っていく美しい桜を見がらウィルスもぱっと散ってくれればいいのにと思ったりもした。



田舎ということもあり、
小さな不安だったものが、大きくなったのは
いよいよ私の住む街にも
クラスター感染者が出たということ
感染者の多い街に住む人は
こんな不安を抱えて毎日を送っている。

どうか、気をつけて下さい。