帰路の旅
船の上から目にした景色

東の空には中秋の名月が
薄紫色の空に浮かんでいた。
振り返ると 西の空には、太陽が線香花火のように落っこちていく。
まるで最後の火花を散らすように
空を赤く染めていた。

そんな美しい海や空を
船上から眺めながら
静かに私の旅の幕が下りていきました。

楽しい時間というのは
あっという間に過ぎて行きます。
その瞬間であったり
そのものであったり
その相手と
出会った時の喜びは一瞬だけど
別れの悲しみというのは
永遠に続くようにも感じる。
私と共有できた
全てのことに感謝。