
登録有形文化財とされる堰堤へ行った。

今から100年ほど前に竣工され
当時の小学生の遠足目的地ともなり
多くの市民に親しまれたという

谷間ににひっそりと佇み
訪れる人も居なく、人々の記憶から薄れていく
退廃的な雰囲気ではあるけれども
当時の人たちの暮らしを力強く支えていた風格は衰えてはいない

この景色を前にして私は
もし、この世にタイムマシーンがあるならば
100年前のここへ行ってみたいと思った。
いや、100年前でなく
あの日あの時あの場所へ
戻りたい