図書館でも、常時、人気の作家である東野圭吾の「聖女の救済」を紹介します!
会社社長が自宅で殺害されます。
女性刑事の内海薫は離婚を切り出されていた妻を直感で疑いますが、妻には鉄壁のアリバイがありました。
どのようにこのアリバイが崩されるのかが、この小説のメインですが、子どもができないというだけで
愛情は関係なく、すぐ離婚という会社社長の人間性がよく描かれています。
この捜査を担当する別の刑事は、この妻に強く惹かれますが、捜査は公正に行われ刑事たちの日常の
淡々とした仕事ぶりも好感がもてます。
この小説の上手い所は、殺人というだれが見ても殺す側が悪という考えが、事件の背景や社会性によって
薄れ、むしろ殺人者は殺さざるをえなかったと、読者に思わせるに至る話しの展開が見事です。
ファンが多いのが納得できる作品です。(吉住)
会社社長が自宅で殺害されます。
女性刑事の内海薫は離婚を切り出されていた妻を直感で疑いますが、妻には鉄壁のアリバイがありました。
どのようにこのアリバイが崩されるのかが、この小説のメインですが、子どもができないというだけで
愛情は関係なく、すぐ離婚という会社社長の人間性がよく描かれています。
この捜査を担当する別の刑事は、この妻に強く惹かれますが、捜査は公正に行われ刑事たちの日常の
淡々とした仕事ぶりも好感がもてます。
この小説の上手い所は、殺人というだれが見ても殺す側が悪という考えが、事件の背景や社会性によって
薄れ、むしろ殺人者は殺さざるをえなかったと、読者に思わせるに至る話しの展開が見事です。
ファンが多いのが納得できる作品です。(吉住)