その女性の職務経歴書の自己PRには、これから仕事中心の人生を生きて行くという意思が感じられた。仕事のキャリアは、女性には少ない職人的な仕事を約15年。一般的なOLに比べたら、労災リスクも高い現場仕事をしていた。事情があってやむなく転職をせざるをえなくなったのだが、今後も長く経験してきた業界で、働き方を変えて仕事を続けたいとのこと。家族の生活も支えなければいけないとのことだった。
都会から地方へ帰っての職探しなので、戸惑いや苦労もあったようだ。女性であり、年齢的にも、自己PRは控えめにして無難な内容にした方がよいのか、少し業界を広げて堅実な仕事を探して、今からでも安定的な生活設計をした方が良いのかという迷いもあった。仕事に生かせる資格や技能を身に付けて、自己研鑽にも励み、これまでとは別のアプローチで仕事を続けて行きたいという思いが書かれていたが、「こうなりたい」という将来像が曖昧な印象だった。
話を聞いていても、目前の「就職」に焦っていて、自らのライフキャリアに対する視点が伝わってこなかった。そこで、「都会で自分のやりたい仕事を続けてきて、今度は地元で家族を支えながら仕事中心の生活を考えているようだけど、5年、10年後に仕事や暮らしも含めてこうなりたいという希望や目標はありますか?」と尋ねてみた。すると、「私は地元に帰ってきて、仕事で生きて行こうと決めたので、本当は(こういう)仕事をして行きたいんです。そして、~~な〇〇を目指したいんです・・・」と話しながら、「こんなこと書いてもいいんですかね?」と私に聞いた。
仕事に対する思いや覚悟として、簡潔に盛り込んだらどうかとアドバイスして、例文を書いてみた。それを見て彼女は納得したように頷いた。これだけが理由ではないのだろうが、後日「ある会社から内定もらいました。」と彼女からの報告があった。
都会から地方へ帰っての職探しなので、戸惑いや苦労もあったようだ。女性であり、年齢的にも、自己PRは控えめにして無難な内容にした方がよいのか、少し業界を広げて堅実な仕事を探して、今からでも安定的な生活設計をした方が良いのかという迷いもあった。仕事に生かせる資格や技能を身に付けて、自己研鑽にも励み、これまでとは別のアプローチで仕事を続けて行きたいという思いが書かれていたが、「こうなりたい」という将来像が曖昧な印象だった。
話を聞いていても、目前の「就職」に焦っていて、自らのライフキャリアに対する視点が伝わってこなかった。そこで、「都会で自分のやりたい仕事を続けてきて、今度は地元で家族を支えながら仕事中心の生活を考えているようだけど、5年、10年後に仕事や暮らしも含めてこうなりたいという希望や目標はありますか?」と尋ねてみた。すると、「私は地元に帰ってきて、仕事で生きて行こうと決めたので、本当は(こういう)仕事をして行きたいんです。そして、~~な〇〇を目指したいんです・・・」と話しながら、「こんなこと書いてもいいんですかね?」と私に聞いた。
仕事に対する思いや覚悟として、簡潔に盛り込んだらどうかとアドバイスして、例文を書いてみた。それを見て彼女は納得したように頷いた。これだけが理由ではないのだろうが、後日「ある会社から内定もらいました。」と彼女からの報告があった。