Turedure Lilax Diary

「徒然」―何もする事が無くて、どう時間を過ごしたらよいのかと思うこと、様子。(三省堂 新明解国語辞典)

聖者が六本木で待っていた

2016-02-13 07:37:00 | 日記
六本木・森美術館にて開催中の
「村上隆の五百羅漢図展」を観に行ってきました。


先日の日曜美術館で展示を知ったもので、去年からやっていたとは。(;^_^A)
村上隆はワタシが知る限りアーティストというよりはクリエイターのイメージだったので、そんなに熱心に作品を見ることもなかったけれど、TVでこの五百羅漢図を観て、これは体感しなくてはならないと思ってやってきた次第です。

展示作品には日本画漫画、作者が影響を受けてきたものが見え隠れしてなかなか面白い。一見なにも描かれていない真っ白なキャンバスのように見えて、一面に小さなスカルがエンボス加工のように施してあったり(タイムボカンのどくろべえ様らしい)

そしていよいよ五百羅漢図と対峙。



※今回の展示物はすべて写真撮影SNS掲載OKとのことです。
まず作品そのものの大きさに度肝を抜かれる。ひとつ縦3m×全長100mの作品が4つのパートになっている。説教臭さを微塵も感じさせない現代の新しい宗教画。炎やら水やらいろんなものが大きく渦を巻いている中で、あるものは静かにあるものは楽し気に、それぞれのスタンスで佇みこちらを見つめる羅漢たち。
ここにも岡本太郎、あるいは若冲、此方は手塚治虫といろんなバックボーンが見える。ある羅漢が着ている衣装の柄なんて円山応挙(?中村芳中かも?)の狗子図じゃないか(≧▽≦)。

この展示室にテントと寝袋でも持ち込んで2~3日かけて眺めていたい。

もっと早くに身に来ればよかったな。(3/6まで)

渋谷駅の「明日の神話」のように、六本木駅かどこかでの永久展示をぜひお願いいたします。


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