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「戦争教科書」いらん!みんなで声を上げよう大阪集会
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■日時 12月6日(日) 13:30~ (開場13:00)
■場所 エルおおさか大会議室
地下鉄谷町線・京阪 「天満橋」下車7分
■ビデオ上映「2015年教科書運動ドキュメント」
■講演 「なぜ、大阪府内で育鵬社が大量採択されたのか?」
上杉 聰さん(子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会共同代表)
■リレートーク
フジ住宅裁判原告、南部弁護士(弁護団) フジ住宅裁判と育鵬社教科書
李信恵さん(ヘイトスピーチ裁判原告、東大阪保護者) ヘイトスピーチと育鵬社教科書
胡桃澤伸さん(東大阪市) 精神科医の立場から見た育鵬社教科書
山本啓一郎さん(四條畷市) 育鵬社が採択された四條畷市から
増田俊道さん(高校教員) 政治的中立性と政治教育
岡田大さん(日本軍「慰安婦」問題・関西ネット)
大阪府教委による「慰安婦」補助教材について
関西わだつみ会 子どもたちを再び戦場に送らないために
■参加費 800円
■主催 あぶない教科書はいらない!2015大阪連絡会
■問い合わせ iga@mue.biglobe.ne.jp
<呼びかけ>
◇育鵬社の「躍進」を押しとどめた全国の運動
今年の中学校採択の結果が明らかになりました。子どもたちを戦争へと誘導する育鵬社教科書の採択率は、歴史で6.3%、公民で5.7%となりました。今回の採択は、育鵬社をバックアップする安倍政権のもとで行われました。安倍政権は、教育委員会制度を改悪し首長の教育権限を強化し、文科省は教員の調査研究を無化する新「通知」を発し、各地の教育委員会に指示を出しました。一方、自民党は育鵬社採択を進めるパンフレットを全国の自民党地方議員に配布し、地方議会で教育委員会に圧力をかける質疑をするように呼びかけました。育鵬社と日本教育再生機構は、この動きに呼応して10%の採択率を目標に設定していました。確かに育鵬社の採択率は、前回に比べて約1.5倍に増えましたが、育鵬社の拡大に危機感を抱いた市民運動の力によって、彼らの目論見を達成させませんでした。
◇大阪で歴史教科書の約27%、公民教科書の約34%が育鵬社
大阪でも安倍政権のもとでの育鵬社採択の危険性を共有し、早くから運動を立ち上げました。これまでになく様々な市民団体や個人とつながり、多彩で多様な運動を繰り広げました。しかし、それでも東大阪市での公民の継続採択に続き、大阪市と泉佐野市、四條畷市で歴史・公民、河内長野市で公民が新規採択されました。何と、大阪府で採択された歴史教科書の約27%、公民教科書の約34%(日本教育再生機構発表)が育鵬社となり、多くの中学生が同教科書を強制されることになりました。これは全国的に見ても突出した動きでした。これらの地域の多くでは、首長の政治介入が決定的な影響を与えたと思われます。
◇育鵬社の採択率を押し上げた大阪での大量採択
大阪での育鵬社大量採択は、大阪だけの問題ではありません。今年の全国での育鵬社採択に占める大阪の割合は歴史で約28%、公民で約39%となってしまいました。育鵬社の採択率が約4%から6%へと約2%あがったのは、大阪での大量採択にあったことは間違いありません。次回の採択で、この大阪で育鵬社を撤回させることができれば、育鵬社を衰退させることにつながります。大阪での運動が、育鵬社の今後を左右する大きな責任を負うことになりました。すでに東大阪市や大阪市などの採択された地域では、採択の撤回を求める運動が開始されています。
◇次の採択に向けて今から運動を開始しよう!
なぜ大阪で育鵬社の大量採択を招いてしまったのか。本集会では、育鵬社採択の要因を明らかにし、不採択を勝ち取った地域の貴重な教訓に学びながら、4年後に向けて今から何をしていかねばならないのか、しっかり議論し、運動の方向性を打ち出したいと思っています。多くの皆さんに集会への参加を呼びかけます。
(ハンマー)