「君が代」不起立教員に対する大阪府・市教委の異様な対応についてはこのブログでも問題にしてきましたが、教育基本条例NO!のブログに恐ろしい文書が掲載されています。大阪府教委が府立学校の全校長に出した通達で「想定問答集」と「職務命令に関する手続きについて」の二種類があります。これはいつの時代のどこの国で起こっていることなのかと思ってしまいます。
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今年度の卒・入学式で、大阪府教委は全府立学校教職員に「君が代」起立強制の「職務命令」を校長に出させました。その結果、府立学校では、不起立の教職員31名(市町村立学校などをあわせると37名)が「職務命令」違反で戒告処分となりました。
府教委が職務命令を出すように命じた「通達」をだしたとき、校長に対して「想定問答集」と「職務命令に関する手続きについて」という文書を出していました。しかし、この文書は、教職員組合にも府民の情報公開請求に対しても、墨ぬりだらけでしか公開されませんでした。まさに、「闇の権力」で不起立の教職員を葬り去ろうとしたのです。
その後、情報公開請求者が大阪府情報公開審査会に異議申し立てを行いました。その中で府教委は、墨ぬりにしたことを以下のように弁明しました。
「その内容が、公開されることになれば、校長・准校長の指導を無視あるいは逆手に取るような行動を行い、卒業式及び全般にわたる運営を滞らせる恐れがあるなどの適正な事務執行ができなくなることが予想される。」
指導内容を明らかにできない通達や指導とは何なんでしょうか。これは、教職員を敵対者と位置づけ、府教委と校長との公にできない「指導」による教職員攻撃です。
以下、情報公開請求で、公開された墨ぬりだらけの文書です。是非ご覧ください。
■「職務命令に関する手続きについて」
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/tetuduki.pdf
■「校長・准校長限りQA取扱注意」
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/monndousyuu.pdf
(ハンマー)
これを、いつか来た道っていうんだろ?