9月14日(月)午後7:00~ JR京橋駅で戦争法案反対のビラまき・アピール行動を行いました。配布したビラから「安倍政権が言ってきたウソの数々」続編11~15です。
戦争法案--安倍政権が言ってきたウソの数々(1~10)
[安倍政権が言ってきたウソの数々]
● ウソ11 防衛費が増えることはない ▲戦争する国は巨額の軍事費を要します
安倍首相は、戦争法の成立を約束してきた4月の米国訪問で「防衛費をしっかり増やしていく」とも語りました。防衛費はすでに5兆円を越えており、戦争する国になれば防衛費がいくらかかるか見当もつきません。「国民生活」を犠牲にする政策を米国と勝手に約束するなど許されません。
● ウソ12 邦人が乗る米艦を防護する ▲邦人防護はいつの時代も侵略の口実です
政府は当初の説明を翻し、邦人が乗っていなくても米艦を防衛すると言い出しました。これでは米軍を守る法律です。米艦が日本人を救出して乗せることはありえません。そもそも世界中の邦人防護・救出を口実に自衛隊を海外に派兵することは侵略です。世界で活動するNGOの多くは、自衛隊の海外派兵は邦人の危険を高め活動を困難にするものだと反対しています。
● ウソ13 戦闘が始まったら後方支援の活動を休止する ▲休止・避難などできません
米軍と一体となって戦争し武器・弾薬を供給している(後方支援)ときに攻撃を受けた場合、敵に“休止・避難するから攻撃しないで”、などということが通用するはずがありません。銃撃戦・戦闘になることは不可避であり、リスクは格段に高まります。先週の国会答弁では、存立危機事態対処法案には「安全確保」と言われるこの規定さえ一切明記されていないことが追及されました。
● ウソ14 非人道兵器は輸送しない ▲法文上、いかなる武器・弾薬の輸送も可能です
「後方支援」で法文上いかなる武器・兵器の輸送も排除されていません。イラクやアフガニスタンで大きな被害を与えた劣化ウラン弾やクラスター爆弾、さらに毒ガス・化学兵器さえ米軍のために輸送できます。子どもたちや罪のない人々を殺傷する米国の戦争への直接加担です。そもそも武器・弾薬に人道的なものなどありません。日本は、侵略国として反感や怒りを買うことになります。
● ウソ15 「侵略の定義は定まっていない」 ▲国際的に侵略は定義されています
8月14日に出した安倍談話の記者会見で首相は、“侵略の定義は定まっていない”との趣旨を繰り返しました。一国の首相が「侵略が何かわからない」と公言することほど恐ろしいことはありません。首相は他国に武力行使しても「これは侵略ではない」と言い張るつもりです。国連決議や国際刑事裁判所で“他国の主権や領土や独立を武力で侵すこと”などと「侵略」が定義されています。国連決議もポツダム宣言も日本国憲法もまともに読まず遵守する気がない首相は辞めるべきです。
(ハンマー)