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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

アジア連帯会議(初日 20121208)

2012-12-08 | 「慰安婦」問題

 アジア連帯会議(初日)

 今日は台湾で開催される、日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議の初日です。今日は夕方からレセプションでした。
 今回はどの被害国からもある程度近いということもあるのでしょうか、台湾のアマ3人の他に韓国から金福童ハルモニ、フィリピンから1人のロラが参加していました。明日は中国からもこられるそうです。

 その他、オランダ、インドネシアからも参加がありました。レセプションということもあって今日は難しい話はなしでしたが、アマ、ハルモニ、ロラは歌い、婦援会も歌い、挺対協はパウィチョロムを踊り、東京のメンバーは何故か阿波踊り。関西ネットもいつもの水曜デモの歌で場をわかせました。

 印象的だった話を一つ。

 オランダの参加者が言いました。「日本の参加者が名札の国旗を見えないように隠しているのを見ました。それはとても悲しいことです。私たちは不誠実な日本の政府を憎んでいるのであって、日本人を憎んでいるのではありません」と。名札には参加国をわかりやすくするために、その国の国旗を表記してあったのです。(在日コリアンの参加者もマークが日の丸だったので、大変起こっていました。主催者にはその怒りがわかるわけないのですが……。)

 関西ネットのメンバーは、オランダの参加者の発言を受けて、丁寧に説明しました。「私たちが日の丸を隠すのは単純に日本の国旗だからというわけではない。それがかつて侵略の象徴だからだ。」

 私はそれを聞きながら金学順さんのお話を思い出していました。金学順さんは最初来日した時、全日空の飛行機で来日しました。尾翼には丸くかたどった赤い鶴のマーク。それを見て金学順さんは日の丸を思い出し、体の震えが止まらず飛行機に乗るのが恐ろしかったといいます。

 そんな旗、私たちが容認できるわけないじゃないですか?!

 侵略の反省もなく、戦争責任問題を放置しつづけ、「絶対」から「象徴」に変わったかもしれませんが、責任者処罰もされない……そうやって戦後67年経過し、自衛隊を自衛軍にして、憲法の平和理念を葬り去ろうとする人物が1週間後には首相になるかもしれない、この今の情勢。改めて私たちがどんな国に暮らしているのか、思い知らされました。

 明日から本格的な会議が始まります。日本軍「慰安婦」問題の解決に向けて、日本の政治情勢はこれまでになく厳しいのですが、高齢の5人の被害者を目の前にして、弱音をはいたり諦めに陥ったりする余裕はありません。2日にわたる議論を内容の深いものにして、たくさんのものを大阪に持ち帰りたいと思います。

(からん)


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