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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団設立

2016-06-10 | 「慰安婦」問題

日韓「合意」の無効化を求める「韓国挺身(ていしん)隊問題対策協議会」が中心となり、「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団」が6月9日に設立しました。「合意」は加害国である日本政府が「最終的かつ不可逆的に解決した」と、この問題をなかったことにする許し難いものです。日本の市民として許せないです。それに対抗するための韓国の市民たちが作った「正義記憶財団」の設立宣言文を紹介します。(さ)

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日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団設立宣言文



子どもたちは平和な世界で暮らさなければなりません。そのために私は今もここに立っています。毎週水曜日には街頭に立ち、遠い国まで問題を知らせに行きます。日本政府に求めているのは、お腹がすいたからご飯をくれと言っているのではありません。私は日本政府に、歴史の真実を公開し、正直に間違いを認め、公式謝罪し法的賠償することを要求しました。再び戦争をしてはならないと要求しました。だからこそ、12月28日、胸が痛かったのです。 
-吉元玉ハルモニ-



昨年12月28日、日本政府は戦争犯罪認定でも、公式謝罪と法的賠償でもない内容で、最終的で不可逆的解決をしようとしました。そして、韓国政府もこの解決案に合意しました。これは正しくありません。私たちは日本軍性奴隷問題の正義の解決のため、被害者と手をつなぎました。1991年8月14日、故金学順ハルモニの勇気ある証言から世界に広く知られた日本軍性奴隷問題、この問題の真の解決のためハルモニたちが絶えず叫んできたメッセージは明確です。日本軍性奴隷被害者の名誉と人権を回復し、再び同じ悲劇を繰り返してはならないということです。ハルモニたちは26年以上街頭に立ち水曜デモで叫び、10年以上裁判を行ってきました。



「子どもたちは平和な世界で暮らさなければなりません」と語ったキル・ウォノクハルモニ。「二度と戦争をしてはいけない。裁判に負けても、オレの心は負けてない」と堂々と歴史の生き証人となったソン・シンドハルモニ。こうして名乗り出たハルモニたちは、再び同じ悲劇が繰り返されてはならないという信念をもって、全世界で平和人権運動を繰り広げるだけでなく、次世代のための奨学金でまた別の戦争被害女性をサポートするナビ基金を設立しました。



和解と癒しという名目の「支援金」で辛い歴史を終結させることは、ハルモニの意思を継承する道ではありません。ハルモニが本当に望んでいることは、子どもたちに日本軍「慰安婦」の歴史を正しく教え、今も戦争に苦しむ女性と子どもを支援し、私たちすべてが平和と人権に向かうことです。



今日、私たちはこの声を継承し辛い歴史を正しく記憶し、日本軍性奴隷問題を正しく解決するための「正義記憶財団」設立総会の場にいます。



財団は、日本軍性奴隷問題の犯罪認定、真相究明、公式謝罪、法的賠償、責任者処罰などを通じた正義の解決をなすことで、被害者の名誉と人権回復に寄与し、未来世代が日本軍性奴隷問題を正しく記憶するよう歴史教育および追悼事業などを行います。ひいては、武力葛藤および戦時性暴力再発防止と被害者の人権回復に寄与します。



これからが始まりです。日本軍性奴隷被害者を正しく記憶するための活動、より多くの市民の参与を通じた問題の正しい解決のため、正義記憶財団は次のとおり事業を行っていきます。





市民の参与を通じた正義記憶財団事業

1.日本軍性奴隷制被害者福祉および支援事業

2.日本軍性奴隷制問題に対する真相究明と記録保存および研究事業

3.日本軍性奴隷制問題に対する教育および出版事業

4.日本軍性奴隷問題に対する国内外広報および募金事業

5.平和の碑(平和の少女像)建設および追悼事業

6.戦時性暴力被害女性および児童支援事業

7.未来世代のための奨学事業



すべての人々が渇望する日本軍性奴隷問題の正義の解決と次世代のための平和な世界をつくりましょう。

被害者の名誉と人権を回復し!/この地に再び戦争のない!/手をつなぎ、ともに、平和な世界へ!



2016年6月9日 

日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶財団

 

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2016.6.9時事 独自財団理事長に元女性相=慰安婦合意を批判-韓国

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016060900556&g=soc

 


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