[リブインピース@カフェ 憲法問題連続企画] 第8回
9月22日(日) 狙われる憲法24条(家族生活における個人の尊厳と両性の平等)
日時 9/22(日) 13:30~16:30
場所 西成区民センター(地下鉄四つ橋線岸里駅 2号出口東へ1分 <地図>
資料代 100円
ドキュメンタリー「憲法草案秘話 22歳の涙が生んだ“男女平等”」上映
9月4日、婚外子を差別する法律に最高裁で違憲判決が出ました。この差別解消は遅きに失すると言わねばなりません。1946年の日本国憲法作成過程において「非嫡出子は法的に差別を受けず、法的に認められた嫡出子同様に身体的、知的、社会的に成長することにおいて権利を持つ」という案がすでに提示されていました。これを主張したのは、22歳の女性ベアテ・シロタ・ゴードンでした。彼女の思想は当時の日本を支配していた封建的な家族観に大きな穴を穿ちましたが、憲法の条文として日の目を見たのは、現在の24条のみとなりました。こうした過程をドキュメンタリーの映像を通じて見ていきたいと思います。
当時においても日本の政府関係者からの大きな反発を呼んだ家族関係に関する規定は、今日の「自民党日本国憲法草案」においても、改変が狙われています。24条では「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」とありますが、そこから「のみ」を省き、また、「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない」という条項が新設されています。これらは何を意味しているのか、どんな目的があるのかについても議論していきたいと思います。
(ハンマー)