9月23日(日)、米軍岩国基地の南にある山口県周防大島の小学校で行われていた運動会の最中に真上をオスプレイが飛んだと報じられている。
※強行されるオスプレイ岩国試験飛行。小学校の運動会の頭上も飛行。「合意」さえ破る行為を連発。
http://blog.goo.ne.jp/liveinpeace_925/e/8a8e0a71f34d8ac6352aeaa36d29205b
ちょうどこの日の朝日新聞は、「オスプレイ合意 骨抜き」との記事を掲載し、日米合同委員会でかわされたオスプレイに関する合意が、これまでの沖縄での米軍の運用同様、形骸化する危険性を指摘している。
合意には以下の内容が含まれている。
○可能な限り学校や病院を含む人口密集地域上空を避ける
○週末、祭日の訓練は、運用上不可欠なものに限定する。
21日にはじまったオスプレイの試験飛行。当日にいきなり下関市の市街地上空を飛行し、下関市長は抗議の意を表明したが、日本政府は「日米合意に違反していない」と突っぱねた。そのわずか二日後の日曜日、子どもたちが元気に競技する運動会の真上を平然と飛行した。
日本政府がオスプレイに「安全宣言」を出したこと自体が問題だ。しかしそれでも日米合意によって運用規制をしたはずだ。ところが米軍はそんな極めて緩い日米合意の原則さえ全く守る気がないことを示している。日米合意米軍のこんな横暴を擁護するのか。このような「弾力運用」は日米合意の範囲内だというのか。日本政府は、米軍に抗議し、飛行の中止を求めるべきではないのか。
(ハンマー)