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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

[元米兵・軍属による沖縄女性遺体遺棄事件] 米軍基地の全面撤去、米軍の撤退を!

2016-05-24 | 沖縄

 5/23の「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」で、元海兵隊員の米軍属による女性遺体遺棄事件に抗議する県民大会を6月19日に開催することが決定されたと報じられています。
※米軍属事件に抗議する沖縄県民大会 6月19日、奥武山運動公園で決定(沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169607
※6月19日に那覇で県民大会 女性遺棄事件(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-284764.html

 沖縄の「普通の街」で、若い女性のウォーキング中に起こった残忍な事件に対して、沖縄の人たちが感じている恐怖と怒り、悲しみは想像にあまりあります。
 米軍基地の全面撤去、米軍の撤退を求める声が急速に高まっています。

以下、この間のいくつの情報を貼り付けます。
※車の往来、Yナンバー2割 女性遺棄事件の沖縄・うるま市(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJ5R45KWJ5RTIPE00Z.html?ref=nmail
※「被害者は私だったかもしれない」女性団体、震える声(沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169251
※16の女性団体「全ての基地撤去を」 沖縄・米軍属女性死体遺棄事件
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-282844.html
※女性団体が緊急集会 哀惜の歩み2000人(琉球新報)
 http://ryukyushimpo.jp/movie/entry-284065.html
※元米兵の女性遺棄事件「もう我慢できない」 沖縄、黙とうに怒り込め(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201605/CK2016052302000118.html?ref=rank
※「全基地撤去を」沖縄2000人、無言の意思表示 米軍司令部前で追悼集会(沖縄タイムス)
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169439
※基地撤去求め2千人集会 「もう我慢できない」(産経新聞)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/160522/dly1605220021-n1.html

  22日の緊急集会「元米海兵隊兵士の事件被害者を追悼し、米軍の撤退を求める集会」が米軍キャンプ瑞慶覧ゲート前で開かれ、2000人が参加しました(主催者発表)。
 事件を「軍隊の持つ暴力性の結果」とし「基地・軍隊の全面撤去」を求めています。

 集会で読み上げられた「元米軍海兵隊兵士の事件被害者を追悼し、十分な対応と真相究明、米軍の撤退を求める要求書」
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=169452

 
アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマ 殿
在日米国大使館 キャロライン・ケネディ 殿
在沖米軍 口ーレンス・ニコルソン 四軍調整官 殿
内閣総理大臣 安倍晋三 殿
内閣官房長官 菅義偉 殿
沖縄県知事 翁長雄志 殿

 元米軍海兵隊兵士の事件被害者を追悼し、十分な対応と真相究明、米軍の撤退を求める要求書

 2016年4月末から行方不明になっていた女性が遺体で発見され、5月19日元海兵隊員で軍属の男性が容疑者として逮捕されました。この痛ましい現実に直面し、何を言うべきか。怒りが痛みを持って沸き上がるのを押さえることが出来ません。

 この怒りや悲しみに心を配らず、責任回避や矮小化、政治の駆け引き事のように取り沙汰する声も聞こえ始めています。このようなとき、沈黙を選んではならない。私たちは声を発するためにここに集いました。

 私たちは何よりもまず、奪われた尊い命を悼みます。彼女を大切にしてきた人びとが、彼女を想うための時間と機会が損なわれることのないよう、求めます。

 私たちは、彼女がどれほどの恐怖と苦しみのなかにあったか、荒ぶるような心を鎮めることが出来ません。沖縄に暮らす私たちはみな、自分にも起こり得たことだと、言葉を失い、その痛み苦しみを共にしています。

 私たちは、基地・軍隊の長期駐留が押し付けられている沖縄で、幾度となく繰り返される事件のたびに、被害者を貶める発言や態度にも、幾度となく引き裂かれてきました。被害に遭った人の尊厳が守られるよう、強く求めたいと思います。

 今年3月中旬、那覇市内のホテルで女性が米兵による性暴力の被害に遭ったときに、在沖米軍の口ーレンス・ニコルソン四軍調整官は、「沖縄にいる米軍人、家族、軍属の合計5万人を代表する」と発言して、翁長知事に謝罪しています。あれから2ケ月しか経っていません。綱紀粛正・再発防止の約束は、また反故にされたのでしょうか。この責任はどのように果たされるのでしょうか。

 私たちは「軍隊は構造的暴力組織であり、平時と戦時とを問わず、人間の安全を保障しない」と訴え続けてきました。基地・軍隊は、人間の心と身体を深刻なまでに破壊しており、それはフェンスの内と外とを問いません。沖縄に駐留する米軍人・軍属・家族のひとりひとりにも呼びかけます。自分たちには関係ないという態度は許されません。私たちと共に悼み、怒り、抗議の声を上げて下さい。

 私たちは、日米両政府、米軍、沖縄県に対して、基地・軍隊の駐留がもたらすこのような現実を直視し、責任ある行動を執るよう、以下のことを強く要求します。

一、被害者を取り巻く人びとへの謝罪とケアが丁寧に行われること。

一、真実が究明され、加害者への厳正な処罰が行われること。

一、沖縄に暮らす人びとの真に安全な社会を実現するため、沖縄から全ての基地・軍隊の撤退を求める。

2016年5月20日

  基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、ワンストップ支援センターの設立を強く望む会、強姦救援センター・沖縄(REICO)、ジェンダー問題を考える会、女団協、I女性会議、新日本婦人の会、沖縄県母親大会連絡会、沖教組、高教組、高退教、沖退教、SEALDs琉球、安保法案に反対するママの会@沖縄、那覇ブロッコリー、わんから市民の会、ピースキャンプ沖縄準備会、合意してないプロジェクト、沖縄県内学生有志、ヘリ基地反対協、ヘリパッドいらない住民の会、Weぷらんにんぐ、沖韓民衆連帯、WILPF京都、国際法市民研究会、トリイ基地の強化に反対し読谷村自治基本条例を生かす会、「今、ここからはじめよう」、オキスタ107、Hawaii Peace and Justice、HOA:Hawaii Okinawa Alliance、雑誌las barcas、monaca、稲嶺市政を支える女性の会(いーなぐ会)、みやこ・あんなの会、てぃだのふぁ島の子の平和な未来を創る会、沖縄県憲法普及協議会、沖縄人権協会

(22日改訂現在、36団体)

(ハンマー)


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