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「原発なしにはこの夏は乗り切れない」というのは真っ赤なウソだった

2012-07-26 | 原発

 『週刊ポスト』(8月3日号)が、電力需給について注目すべき内容を報じています。

・大飯原発3号機が再稼働しても、関電の電力供給量は「全く増えていない」。
・たとえば、節電が開始された7月2日の関電のピーク時供給力は2470万kWだった。
・関電は、大飯3号機再稼働による供給力の増加を原子力118万kW、揚水発電53万kWの計171万kWと公表している。ならば大飯原発3号機がフル稼働した7月10日以降は、単純に計算しても2640万kW以上の供給力があってしかるべきだろう。
・しかし、3号機のフル稼働後も関電の最大供給力はほとんど変化していない。7月10日は2441万kW、11日は2520万kWである。
・実は関電は大飯3号機を再稼働した後、一部の火力発電所を止めて供給力を調整している。。
・11日は赤穂発電所2号機(兵庫県赤穂市)や海南発電所3号機(和歌山県海南市)など4プラントの運転を止めていた。12日も御坊発電所3号機(和歌山県御坊市)など4機を停止させている。
・関電自身「検査作業で止まっている姫路第二発電所以外は、検査やトラブルではなく需給状況を見て停止させている」(報道グループ)と認めている。
・節電の根拠となった需給予測そのものの嘘も露呈しはじめた。関電は5月19日に「今夏の需給見通し」を発表しており、この中で7月前半の最大電力需要を2757万kWとしていた。しかし実際は10日の2211万kWが最大で、ほとんどの日の最大電力は2100万kW以下だ。

 関電は停電計画を各家庭、各企業、公共施設などに配布・依頼し、「電力不足」を煽ってきました。しかし最大電力需要を多めに見積もって「電力不足」をあおり、いざ大飯原発が動いたら、火力発電を止めて調整する--「原発なしにはこの夏は乗り切れない」というのは真っ赤なウソだったのです。

 しかもこの夏、関西電力以外の原発は動きません。原発なしでも電気は足りていることが証明されているのです。

※週刊ポスト2012年8月3日号
http://www.news-postseven.com/archives/20120721_130842.html

(ハンマー)

 


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