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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

[オスプレイ配備を許すな(19)] 06年以降の事故は58件も!

2012-07-25 | 沖縄

 23日岩国に強行陸揚げされた垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの事故について、公表されているよりもずっと多くの事故が起きていることが報じられている。

 特に2006年3月の米ノースカロライナ州の事故は深刻である。飛行準備中のオスプレイが突然飛びはじめ、9メートルまで上昇した後に墜落したのである。
 米軍は航空機事故を3つに区分している。死者や全身障害者の発生か200万ドル以上の損害の事故=クラスA、重い後遺症か50万ドル以上の損害の事故=クラスB、軽傷者か5万~50万ドルの損害の事故=クラスCである。

 このノースカロライナの事故は、幸い死者は出なかったが、修理費は700万ドルに上った。これは明らかにクラスAとして公表を義務づけられているが、米軍は「離陸するはずではなかった。したがって飛行中事故とは見なされないからクラスAにはカウントしない」と詭弁を弄し、重大事故には数えていないのである。
※Osprey Down: Marines Shift Story on Controversial Warplane’s Safety Record(Wired, Danger room)
http://www.wired.com/dangerroom/2011/10/osprey-down/all/

  これらも含めたオスプレイの事故は、量産決定後の2006~11年の5年間に58件(MV22とCV22を含む)起きている。
 その中で海兵隊所属のオスプレイMV22は、06年10月~11年9月に計30件の事故を引き起こしている。
 
 ところが、防衛省が出しているパンフレット「MV-22 オスプレイ-米海兵隊の最新鋭の航空機」は、CV22を除外し、MV22が引き起こした2件の重大事故のみを事故として掲載しているだけだ。
※(パンフレット)MV-22 オスプレイ-米海兵隊の最新鋭の航空機(防衛省)
http://www.oki-kan.net/pdf/MV22/01_MV22.pdf

 平気で事故隠しをする米軍とそれを使って安全を宣伝する日本政府。こんな連中によって命が危険にさらされるのはたまらない。
 
※オスプレイ事故、5年で58件 米軍資料で判明(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0720/TKY201207190736.html
※オスプレイ改ざん 不都合な真実を隠すな(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-193073-storytopic-178.html
※墜落事故隠し オスプレイは飛ぶ資格なし(琉球新報)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-193722-storytopic-11.html

(ハンマー)


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