【ひと声葉書運動】ピースおおさかに府民・市民の声をとどけよう!よりの転載です。
6月29日には、約230名の参加で“ピースおおさかのリニューアルに府民・市民の声を!シンポジウム”が開催されました。そこでは、パネラーや集会参加者から現在のリニューアル案に疑問、反対の声が様々な立場から表明されました。
集会宣言では、「ひと声葉書」運動が提起されました。この夏がピースおおさかリニューアルの具体化の大事な時期です。ぜひ、「ひと声葉書」運動で、皆さんの声をピースおおさかにとどけてください。
以下のHPから葉書をダウンロードし、表裏を貼り合わせて、投函してください。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hotline-osaka/pisu-hagaki.pdf
■集会宣言文(まとめ)
本日は、多数の方々から建設的で多彩なご意見をいただきました。
その結果、現在進められているピースおおさかの展示リニューアル構想のままでは、「設置理念」からかけ離れてしまい、子どもたち自らが考えて平和な世界をつくっていくという力を養うことに役立たないなど、いくつもの問題点が出たと思います。またかつて植民地とした国や日本軍が侵略した地域の人びとからは、被害を与えた事実を直視しない橋下市長の「慰安婦は必要だった」という発言に類似した問題であるとして、新たに大きな批判を受けることになるでしょう。
ピースおおさかはこの3月末に館長以下、ほとんどの職員が交代する人事が行われました。その結果、これまでピースおおさかを支えてきた府民・市民との人的繋がりが断たれたように思われます。今ピースおおさかは、リニューアルという大きな課題に直面しながら、少ないスタッフで何とか乗り切ろうと努力しています。私たちは今日、具体的で建設的な提案をするとともに、不十分だと思うところを率直に指摘しました。これは、ピースおおさかとそのリニューアル監修委員会に対して、リニューアルにあたって、府民・市民の声を届ける機会を作りたい、そしてより良いピースおおさかになって欲しいという願いからの私たちの要請であるとともに、具体的な協力でもありました 。
橋下市長、松井府知事は、アジアを中心に海外からの観光客を大阪に呼び寄せることを、大阪を活性化する柱の一つに位置づけていると聞きます。しかし 、 ピースおおさかの展示リニューアルが今の構想のままでは、海外からの観光客の厳しい批判を受けることになるおそれがあります。私たちは、世界に向けてますます平和を発信するピースおおさかになって欲しいと願います。
その実現のために、先ずこのピースおおさかのリニューアル問題をもっと広く知ってもらうようにしましょう。今はまだ、私たちの周りが問題視しているにすぎません。
そこで提案です。お手元にあるような「ひと声葉書」運動を始めませんか。葉書に、ピースおおさかの展示をどうしてほしいか、皆さんの平和への思いを書いて送ってください。あるいはどなたかがまとめてピースおおさへ届けていただければ、切手代はいりません。多くの方がこの葉書を届けてくだされば、府民・市民が広くリニューアルに注目していることが伝わり、その声を無視することは出来にくくなることでしょう。市長・府知事に私たちの真剣な声に応えるよう強く求めていきましょう。
「ひと声葉書」運動にかける思いはもう一つあります。それは、「平和は黙っていてはやってこない。創っていくものだ」ということです。多くの人が真剣な努力を積み重ね、声を上げ続けなければ、平和を勝ち取ることはできない、ということです。皆でピースおおさかの展示に対して声を上げていきましょう。ピースおおさかを府民・市民のものとして支えていきましょう。ピースおおさかを大阪の平和発信のセンターとして育てていくことが、世界の平和につながると考えます。そのために、1人でも多くの方にこの「ひと声葉書」運動に加わって頂きたいのです。皆さん、手を携えで子どもたちに「平和」という未来を届けましょう。
府民・市民の声を!シンポジウム参加者一同