経緯的なところから述べさせていただく。
近所で、屋外で雪の中、大量かつ大型の鉢物を越冬させている方がおられた。ただ、その方は、毎日毎日除雪作業をされていた。品種は、松などに限られていた。
越冬に関しては、以下の記事を読むと、なぜそこまでするのかくらいの、手の込んだ対応が必要と書いてある。売り物を扱うプロならそれくらいはするだろう。
盆栽の冬の管理
https://bonsai.shinto-kimiko.com/kanri/kisetu/kisetu_kanri.htm
私の場合、雪に埋もれる鉢を管理することは至難の業との判断から、屋外で越冬させることは諦め、玄関フードで越冬させることを選んだ。
しかし、現実は想像以上に過酷。玄関フード内の温度変化で、鉢が、凍結・融解を繰り返し、水切れ起こした状態での鉢の凍結は植物にとってダメージが大きすぎたようで、年越した以降、厳冬期の水切れで枯れるものが続出。温かい日に鉢に水をやっても翌日、鉢全体が凍りつく現象はどうしようもなかった。
そこで、1月中旬頃、寒波が本格化し水やりによる凍結懸念が発生する時期、(寒波によっては氷点下となる)玄関フードから(寒波となっても氷点下にはまずならない)玄関に移したところ、梅盆栽については花芽が大きくなり、3月頃から次々と開花するに至った。
厳冬期の梅盆栽の開花は、なんと、偶然の産物だったのである。