旅と山を愛する花咲爺日記

歴史ある街、素晴らしい自然を旅し、高山植物、公園や街路の花壇に可憐に咲く花を、ブログにて記録することにしました。

街路の花壇維持に必要な水量(2021年6月)

2021-07-29 17:24:58 | ガーデニング 園芸用品・ノウハウ

街路の花壇に必要な水量がどの程度なのか、2021年6月の9つの花壇の水遣り実績などから推定することとした。

 

基本的に、3つの方針、①目先開花しそうな宿根がある花壇で5日以上連続して晴天の場合はほぼ毎日、②3日以上の晴天、最高気温が30℃を越えた場合は最低でも3日に一度の頻度で水遣りを実施した。

 

比較対象花壇は全部で9つ。いずれも日当たりの良い花壇。街路樹の有無、主要宿根名は以下。

花壇A:日当たり良し、街路樹有り、ヘメロカリス、ケローネ、フロックス

花壇B:日当たり良し、街路樹無し、フロックス、ケローネ、シダルセア、ヘメロカリス

花壇C:日当たり良し、街路樹有り、フロックス、ミソハギ、カンパニュラ

花壇D:日当たり良し、街路樹無し、カンパニュラ、フロックス各種




花壇E:日当たり良し、街路樹有り、ギボウシ、都忘れ、クロコスミア、あざみ

花壇F:日当たり良し、街路樹無し、電柱有り、ギボウシ、ロシアンセージ

花壇G:日当たり良し、街路樹有り、ギボウシ、都忘れ、ヘレニウム、シダルセア

花壇H:日当たり良し、街路樹無し、ギボウシ、ミソハギ、アスチルベ、ホトトギス

花壇I:日当たり良し、街路樹無し、ギボウシ、シュウメイ菊、フロックス、ホトトギス


このうち、主に①の原則を適用することとなった花壇は、花壇A、B、C、D
主に②の原則を適用することとなった花壇は、花壇E、F、G、H、I

 

次に、街路樹有のグループ、無しのグループに分け、生育状況、水遣り回数、水遣りした水量を記す。

・街路樹有る花壇 6月

花壇A:生育良 18回、84L
花壇C:生育やや不良(宿根全般) 16回、73L
花壇E:生育やや不良 6回、36L
花壇G:生育やや不良 5回、39L

・街路樹無しの花壇 6月

花壇B:生育良 18回、89L
花壇D:生育良 16回、77L
花壇F:生育不良 6回、15L
花壇H:生育やや不良(アスチルベ、ホトトギス) 6回、60L
花壇I:生育やや不良(フロックス、ホトトギス) 4回、37L


生育良の花壇について言うと、
街路樹有る花壇のケースで、水撒き回数で18回、水撒き量で84L となった。
街路樹無しの花壇のケースで、水撒き回数で15~18回、水撒き量で60~89Lとなった。

2021年の6月の降水量は、50.5ミリなので、ジョウロ水撒き換算で101L。(試算方法は後日紹介予定)

6月1か月間について、花壇1つ(1m×2m)の宿根の生育を維持するために必要な水量は、

=101+(60~89)

すなわち、161~190Lの水が必要との試算となった。
これは、一つの花壇について、1日平均で5L程度の水量に相当する。さらに、生育良と不良の水撒き回数の比較から、生育良の花壇とするには、小まめに水を撒いた方が良さそうなこともわかった。

ただ、水撒きの実績には、植え替えに伴う一時期的な多量の水の投入分が含まれている。さらに、この時期の花壇の土は水分を保有しており、水撒き量を減らせる余裕がある。


状況的には降水量が極端に少ない今年7月のデータが参考となりそうである。引続き、7月のデータから花壇に水撒きすべき水量について考察を行う予定である。


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