Nature d'eau

日々の思いをつづる

光と影

2008-06-30 10:32:51 | 肝炎
とりあえず今の心境を書くにも、今までのことを書かないとよく書けないのでつまらないことを長々と書かせてもらいました。
書くのは気が引けましたが、
過去を振り返って今後に生かすことは大事、とのmiyaさんの言葉はやはりとても嬉しく思い。。

私は陰性化しなかったことはサッパリと受け止めることが出来ました。
だって5割近い人が消えきれない事実ですもの。

でもバセドー病で打ちのめされ、再チャンレンジの道はないの?、、
どうして自分だけ?
運の悪さに嘆きました。バセドー病自体はそんなに恐れてません。
肝炎が治ってバセドー病だけ残ったなら、ケロッとしてたでしょうね。

世の中いろんな病気があるのは知ってます。
とりあえずここではあえてC肝についてのみ考えると、
今までの経過は何の因果か運が悪すぎる。。。

そのときは気持ちも動揺していて、普通には考えられずに自分を呪いたくなるような心境でした。

存在してていいんだろうか、、くらいに。。

もう何の自信もありません。

誰かのそばに私はいていいの?  運の悪さがうつるかも、そんなくだらないことさえ考えていました。真剣に。


何日も笑うことも出来ず。


いないほうがいいのかも。。。(こんなマイナスな考えがおきる人間なんです)


治療がうまくいき治った人は光に見え、自分は誰も見向きもしない影の存在に思えてしまいました。


でも1年あまり必死に少しずつ動いてきました。
が、時折暗い考えに襲われます。



金子みすずさんの詩っていくつかは知ってましたが、この↓詩はわいるど ろーずさんのブログで初めて読みました。



日の光り

おてんとう様のお使いが
揃って空をたちました。
みちで出逢ったみなみ風、
(何しに どこへ)と聞きました。

一人は答えて言いました。
(この「明るさ」を地に撒くの、
みんながお仕事できるよう。)

1人はさもさも嬉しそう。
(私はお花を咲かせるの、
世界を楽しくさせるために。)

1人はやさしく、おとなしく、
(私は清いたましいの、
のぼるそり橋かけるのよ。)

残った1人はさみしそう。
(私は影をつくるため、
やっぱり、いっしょに参ります。)   金子みすず 



影もいていいんだって思いました。  

私もいていいのかな、と。

誰からもいちゃだめだなんて言われてないけど、いていいのか自信がなかった。


当たり前だけど光があれば必ず影もある。

影はいやなもの、暗いものというイメージしかないけど、
真夏の激しい日光の下では日陰を作ってあげないと、植物も枯れてしまう。

日陰でうれしそうに植物は元気を取り戻す。

  


自分がどんな風に人の役に立てるか知らないけれど、些細なことしか出来ないのはわかっているけれど、何か小さなことは出来てるかも。

自分の存在に自信がなかったけど、光には光のよさ、影には影のよさがある。


まだ自信は全然ないけれど、この詩のやさしさ、すべてのものを認める心に胸打たれました。







Nakashima Mika - Find the Way