Nature d'eau

日々の思いをつづる

諦めたことなどない

2009-02-28 11:32:42 | 肝炎
書こうと思っていながら、でもどう書いたらいいんだろう、と思っていたことが。

でもmiyaさんがブログで書いてらっしゃったこと、私も思っていたことでした。

もう私にはあれ以上には書けることなどないのですが、今こういう状況、こういう場所にいるならではの感じていること。


一度も諦めてないのですよ。人の心の中は他人には100%分からない。

だから追いつめないで。触れないで欲しいこともあるし、辛い選択を強いられることもある。

辛い選択をせざるを得ない場合、誰にも何も言えることなどないのです。

そっと寄り添うのみ。


(とはいえ、私がIFN出来ない状況になってから、誰か嘘でもいいから私にも治る、と言って、、、と心の底で思っていました。 うーん、かなしい叫び。)


もし私が12週内で陰性化して、普通に48週の治療コースなら、

今思っていることは感じなかったのでしょうか。

なかなかウイルスが消えない状況の中、

苦しい選択を選び続けなければならない。それだけで頑張りすぎるほど頑張っているのです。

そんな人たちを追い詰めることを私は許さない。(今回過激です)


今までの自分をよく見てみると、無神経なことや、人のことをよく考えなかった部分が多いと思います。

そんな自分がこんな状況になり、初めてよく考えるようになった。

無神経な人間だったから病気がうまく治らなかった、と言いたいわけじゃないですよ。

治療がうまくいかなかったことの意味づけ。自分なりの意味づけです。

なんでも無駄なことなどありはしない。得たものを数えているんです。

こういうことを考える機会を与えられたこと、それも得たものだと思います。


病気に関しては、miyaさんへのコメントに書いたように諦める人などまずいない、と思います。

諦めないけど、表面の出方は人それぞれ。

強気で挑むわかりやすい人もいれば、一見投げてるように見せる人もいる。

根底は同じです。誰も諦めていない。

自分の性格では、いつも強気で攻め続ける、というのはすぐに息切れがします。

そういうやり方ではかえって短命に終わる。

時に、弱音を吐かせて、ちょっと泣かせて、、と一呼吸しながら。

泣くことも脳内リセットです。そんなときはそっとしておいて欲しい。  

山の頂上がまだ見えない。視界がまだ広がらない。

でも希望は捨ててない。IFN出来ない私でも諦めていないのです。

でもそれを周囲に強要されると追い詰められて崖から落ちそうになる。

不安定な綱を渡っている自分。どうか揺らさないで。


ウイルスに関しては、うまく付き合いながら、と言われるのはとても嫌ですね。

好きでウイルスと付き合っているわけではない。消滅して欲しいに決まってる。


けれど、

あまり固執しない方がうまく転ぶのだな、と思ってました。

もういいや~って諦めるとうまくいく。

頭痛もそうでした。もう治らないや、と思っていたら、ひょんなことで回数が激減。2日に1度痛んでいた頭が月に数回。

これはきっと心の底から諦めたわけじゃなくて、投げ出したことによって

いい具合に肩の力が抜けて、いいスイッチが入ったのでしょうね。

なので諦めない、諦めない、と意固地に言い続けるのでなく、

肩の力を抜いていきたいのです。

それも諦めないやり方。