入院前の検査のことに遡ります。
まずは
肝炎のかたのブログで虎の門病院の熊田先生の講演会がある、という情報をたまたま知り
さっそくそれに行ってみました。
そこでインターフェロンFreeの治療のこと、
ウイルスの遺伝子レベルの検査(でいいのかな?)のことなどを聞かせていただきました。
そして、やはり虎の門病院にお願いしようかな、と。他の病院を知らないし。
今まで肝炎治療に関しての情報はわざと避けて通っていたので病院についての知識が全くないのです。
一応書き記しておくと、わざと避けていたわけ↓
13年前のインターフェロン治療後(ウイルス消えないため半年で中止)、
バセドウ病を発症した私は結局肝臓の専門医にはかからず
10年以上バセドウ病の先生に肝機能も診てもらっていました。
それは私が希望したわけではないのですが、なぜか先生が自分が両方(甲状腺と肝臓)を診る、というので
私もそれでいいと思っていました。
そして甲状腺も肝臓も数値はほぼ正常値を保って約10年くらい過ごしてきました。
それには陰ではいろんな努力をして正常値を保ってきたわけです。
ウイルスを除去することはできなくても、元気で生き続けることは不可能ではない、
そういうスタンスでそういう筋の専門家の人に体を見てもらい
自分でもできることはやってきました。
あえてインターフェロン治療に戻ることはしない、そんな感じです。
(これは私がそうした、というだけで他人に勧めることはしません。)
2016年の初冬、
当時はハーボニー、ヴィキラックス、そして第4の薬エレルサ・グラジナが販売されようとしているところでした。
治療するにあたり、ウイルス自体を詳しく調べますが(耐性変異があるか、など)
それに加えて自分自身の遺伝子も調べるとのこと。
それがこの記事のタイトル「IL28B」。
13年前インターフェロン治療をしたときにはわからなかったこと。
この遺伝子IL28Bがマイナータイプですと、インターフェロンは効かないらしいです。
30人に1人の割合でいるんだったかな、
これを聞いたときに、「私はそうなんじゃないかな」と思いました。
結果、
まさにそうでした。
や~~っとわかりました。
当時あれほど苦しんだ理由。原因がわかってすっきりしました。
効かないんじゃしようがない。
バセドウ病がひどくて再治療できない、となったけど結局それで良かったんだ。
無理にインターフェロンで再治療しても甲状腺に影響が出てしまったでしょう、
バセドウ病もこじらせると厄介です。
とっとと方向転換したのも今となってはよかったのかも。
※これは個人的な記録で、治療記録というほどのものでもありません。
単に私のケースを綴っています。
どんな病気でもそうですが、ひとりひとりのパターンがそれぞれあります。※
ちょっとだけ不安になったのは、このインターフェロンフリー治療の場合は
IL28Bマイナーでも大丈夫なんでしょうね?ってこと。影響ないという話でしたが。
ウイルス自体は耐性変異なし、だったのでどの薬でも使えるってことで
担当のS先生「ヴィキラックスでいきます」キリッ。
当時ハーボニーのCM(と言うかギリアド社のCM)をさんざんTVでやっていたのでてっきりハーボニーだと思い込んでいた私は
「なんですか、それ?」 と間抜けな返事。
え~、何?ヴィキラックスって知らないし。(講演会で説明聞いたけどね^^;)
当時この病院のチョイスがハーボニーではなくてヴィキラックスだったらしいです。
あとあと調べると ヴィキラックス Viekirax と表記されますが
Vieは「Life」を意味し、Kira(cure)は「治癒」、axは「斧」を意味し、これらを組み合わせて命名されています。
ですって。
そんな素晴らしい思いの込められた薬だったとは。
ごめんなさい。
そして6日間の入院から治療が始まりました。東京タワーを眺めながら。 と書くとのん気ですが
そんなにスムーズに事は進みませんでした。
ひやひやすることが入院中から起きていました^^;
それを乗り切るためにも東京タワーの夜景に癒されていました。