Nature d'eau

日々の思いをつづる

自分の中の強さと弱さ

2008-06-11 16:34:04 | つぶやき
なかなか幸せな気分も長続きしないものです。
すぐに曇り空になる自分の心模様。でもぱーっと雲がどいて日がさしたりもするし、まあ、とにかく忙しい心の中、ということですね(^_^;)

この1年間、自分の状況について嘆いていて、落ち込んだり悩む自分がとても嫌で。

悩むのは自分の弱さで、そんな自分に嫌気がさし。。
西洋医学に対する不信も相当強く、悔しさだけで生きてたような。

でも悩みまくって一山越えて、やっとそういう自分も許す気になってきた。

治療中断して、かえって完治したい焦りが強く出て一人空回りばかり。

ウイルスを持って生きていくのは絶対に嫌、そんな執念が強かったです。
強い意志は必要だけど、「執念」はまた違ってくるような気がします。

子どもみたいに駄々をこねている状態、とも言えたかな(苦笑)
私に足りないのは冷静さなんです。

ある人のブログをずっと読んでいて、強く残っている記事があります。



『 昨日、近所で死んでいた野良猫を近くの土手まで埋めに行ってきました。

その猫はわざわざ人の目に付くところ(人の家の車庫)で丸くなって死んでいました。

なんかそれ見たら切なくなってしまって…。きっと一人で死ぬのは寂しかったんじゃないかなぁって…。

近所の人は汚いから保健所だかなんだか…って言ってたけど、俺は汚いとか思いたくなかった。もしその猫が病気が原因で死んでたとしても別にその猫を触った手は洗えばいい。言ってしまえば俺だってウィルス持ってるし、誰かにそんな風な扱いされたら嫌だから… よくわかんないけど、とりあえず埋めに行ってきました。』


一部引用させていただきました。

「言ってしまえば俺だってウイルス持ってるし、、、」

このさらっと1行で書いてしまえる事実。潔さを感じます。
ウイルスを持っている自分ってどこか卑屈に思っている部分があって、やはりそれは何かしらの心のゆがみになってると思うんです。

ゆがむことなく淡々と事実を受け止めて生きている、
そういう生き方をしていると小動物に対する優しさ、なんていうんだろ、心のきれいさが育つのかな。。。
(ちなみに今は無事著効されました)

何をするにも冷静さが必要だと思います。
わりと感情的ですぐに心がざわつく私です。
でもピンチの時にこそ、冷静さが必要なんでしょうね。




『 悲しいときや孤独なとき、たまにはそれに浸っちゃうのもいいんじゃないですか。笑 
ただずっと浸ってたらダメですけどね… 』


これも同じ人の文章ですが、この間の「逆説的な考え」にも通じるかな。

無理して自分を作りすぎるとそれもまた疲れがたまってしまいます。
時には悲しい気分に浸り、自分の悲しみを見つめるのもいいかと思います。
それで底まで行ってしまったら、また這い上がれるんです。
弱い人間にはそういう立ち直り方も必要だと。
凹んで、また立ち上がる。その繰り返しでもいいですよね。

いちいち泣く自分がすごく嫌だったけど、泣いてまたすっきりと前に進める、そういう乗り越え方。



この文章、頭の中であれこれ考えてたのですけど、いざ書こうとするとあれ??
どう書こうとしてたんだっけ?

こうでよかったのか、何を書こうとしてたのか、
またあとで読み直して見てもいいか。。   とりあえず今日はこのへんで。


















ちょっと日常を離れて

2008-06-06 22:51:03 | いい日
今回は番外編です(^_^;)

暗い内容のこの吐き出しブログ。たまにはこういうのも。。

というか、本家のブログをアップしてその続きというわけですが。

      

何年ぶりなのか、もう記憶が定かでないくらい久しぶりに鎌倉に行ってきました。
そちら方面に用があったのです。

用事の後、空いた時間でどこかへ行こうと思い、結局アジサイ寺で有名な明月院へ。

一人での外出です。電車の窓際に座って外を眺めながらいろんなことをあれこれ考えてました。
嫌なことは何も浮かびません。これから楽しいお出かけだから。

こんな風にボーっと電車に揺られるのも贅沢に感じます。
まったく健康でしたらこんな時間は取れないですね。何かに縛られ日常が忙しく。

神様は私に治癒をくれなかった代わりに時間をプレゼントしてくれたんだ、そう思えました。

ちょっと寝不足気味だったのですが、次から次へと押し寄せてくるいろんな思い。
それらのためにまったく眠気もやってきませんでした。

北鎌倉駅から線路沿いを歩いて。 ここら辺はなんて素敵なところなんでしょう。

突然旅行に来た気分です。

人力車を発見したのにはちょっと驚き。やっぱり観光地なのですね。

     

明月院、アジサイは青にこだわってるそうです。
よく土の酸性度によってアジサイの色が決まるっていいますよね。
土にこだわって青のアジサイを保っているのでしょうか。
ピンクのアジサイもきれいだけど、これを見たらやはり青がいいと思いました。


     

      

こちらはガクアジサイですね。清楚なアジサイ。
うちのアジサイも白です。アジサイ アナベルとミナヅキ。まだ咲くのは先です。

ところでこのgooブログって基本的に日記に画像は一枚しか貼れないのです。
今日は裏技を使ってみました。ちゃんとアップされてるかな?

     

              明月院やぐら。

        

見事な竹林もありました。竹林って気分がしゃんとするような。

とてもいい時間を過ごしました。心から嬉しいと思える日。


名残惜しい気分のまま岐路に着く。そんな外出なんて滅多にないです。
いつもは家に戻るとほっとするのに、今日は気持ちが鎌倉に残ってしまいました。





また、いつか。






バラ、カシワバアジサイ、笹ユリ、スモークツリーの花あしらい。
   用事とはこの花展を見に行ったのでした。



お土産にこれ↑をいただきました。
花のプロ、テーブルコーディネートのプロ、書のプロ、、たくさんのプロの方に触れた日。。








カミングアウト

2008-06-03 16:00:17 | 肝炎
肝炎の人ってやはり周囲には秘密にしてる人が多いですよね?
私もそうでした。
私の場合、ずっと3ヶ月ごとの採血、6ヵ月ごとのエコー検査だけでしたので、周囲の人に言う必要もなかったわけで。。

まあ、大げさに言えば墓場の中まで持っていく秘密、みたいな。

友達は信用できる人ばかりだったけど言う気がなかったです。
友達の一人で、お父さんがC型肝炎から肝ガンになって亡くなってしまったという人もいるのですけど、そういう人ならもちろん偏見はない。
いや、それがなくてもその友達はもともと本当に信頼できるので言ってもよさそうなものだったけど、あえて言う気はありませんでした。

私はIFNは24週しかしてませんけど、治療中に精神的に追い詰めらた時があって。
追い詰められた理由は、「陰性化しない」。どんな副作用より堪えました。
その頃だったと思うんですけど、先に書いた友達とあともう一人信用のできる友達に病名を言いました。

「ねえ、私の病気、なんだか分かってるんでしょう?」というと、

言いにくそうに「肝臓?」と。

「最初から分かってたよ。私の友達にもC型肝炎の人がいるもの」

いきなり病名も言わずに2週間の入院。その後も通院してるらしい。しかもなんだか体がしんどそう。
それだけで勘のよい人には分かりますね。

私はIFN治療に入るときに多少覚悟してました。ばれるのを。

いろんな人とのかかわりがあり、いろんなしがらみというか絡まりがありすぎました。
ひっそりと治療に専念なんて絶対無理!

でもいいかげん大人なんだから。本人が病名を言わないってことは「言いたくない」ってことだって察することは出来るでしょう。

たいていの人は察してました。(ように見える)

でもあとで聞いたんですけど、私に直接聞かないで、私の友達に
「ロベリアさん、何の病気なの?」ってこっそり聞いてきた人が数名いたって。

なんだっていいじゃん。あんたに関係ないでしょ。
言えば貴方が治してくれるの?
(↑こういう性格だねー  苦笑)

人の秘密を暴きたいだけ。

その時に
「ロベリアさんが言わないのなら、私たちはそっとしておくしかないんだよ。
私たちにしてあげられることは何もないでしょ」
とバシッと言ってくれた人がいたらしいです。
らしい、というのはこのことも人づてにあとから聞いたので。
その人とは特別付き合いが深いわけではないのですが、もしかしたら肝炎なのを見抜いていたのかもしれません。
私に会う時はいつも普通です。こんな風に私の知らないところで私をかばってくれたことも別に恩着せがましくなく。



もともと自分のかかわる人の中で信用のできる人と出来ない人の区別くらいついてました。
その後カミングアウトは続き(笑)、今は7~8人に言ってるかな。
今現在言ってない友達は信用できないかと言うと、別にそうではなくて特に言う必要もないから言ってないだけ。

私だって友達に会う時は病気以外の話をしたいしね。

実際の友達だけじゃなくて、ネット上の知り合いにも言いました。
このブログじゃなくて、もう一つのブログのほうで友達になった人たちにメールで何人にも告白してます。
そっちのほうがもっと安心して言えますね。
告白するとたいていの人が「うちのお舅さんがそうだよ」とか「うちの隣りの人がそう」とか知り合いに肝炎の人がいるようです。
多いんだよね、それだけ。

話は戻って、またIFN中のことですけど、ある友達といろいろ話す時があって、その人には病名は隠してたんだけど、
「何の病気だか分かる?」と聞いても「ううん、全然分かんない」とケロッと即答。
実は分からないフリをしてくれたのかな?どうかな?
そういう態度もありがたく受け止めようと思いました。
その人は私より年下で、すごくプラスのパワーがあってぐいぐい引っ張られるようでした。
副作用でヘロヘロだったのに、なんだか考える間もなく引っ張られてく。
体がついてっちゃうんです。副作用も軽く感じられて。
その人といる間はすごく元気に動けました。何だって大丈夫みたいな気が。

強烈なプラスのパワーを発してる人。
病気も跳ね返すだろうねえ(笑)  
今は会う機会も減ってしまい。。  なんだか懐かしいです、あの頃が。






子どものスポーツチームが解散となったとき、その彼女がテキパキと音頭をとり、DVDを作ってくれました。
そのDVDに入ってた曲がこの「空も飛べるはず」