昨年6月終わりに10日間のフランス旅行。 憧れのモンサンミッシェルへ。ノルマンディの平野をバスで走ると突如現れるその姿が、何とも不自然な驚きでした。海を目前にそびえる姿 かつては干潮時に道が現れたと想像すると、旧約聖書「出エジプト記」でモーゼが海を割り道が・・・の一説と重なり驚きました。ですから 聖域としてかつての巡礼者が危険を顧みず、この海を渡ったというのも納得・・です。
ゴシック様式教会の先端に金色のミカエルが立ってます。
ロマネスク様式の天井交差アーチ
修道院へ向かう道・グランド・リュ
滞在の多くはフランス北西のサン・マロという港町。 城壁に囲まれた中世の町並みあり。
旅の後半にヴェルサイユ宮殿へ
マリーアントワネットの離宮での田舎暮らしはこんなにのどかだったのねぇ・・と散歩 宮殿の中は絢爛豪華。柱や壁、カーテンやベッドカバーにいたるまで、職人技の凄さに私の目はレンズ開きっぱなしのカメラ状態。
最終日はルーヴル美術館
モナリザはさることながら 私の心に一番強く残った名画はジョルジュの「大工の聖ヨセフ」でした。光をかざす幼少キリストの指がすけて・・その技法の凄さに目が釘付けでしたが、ヨセフの子を見つめる眼差しの深さに胸打たれました。光と闇の対比は幼子の行く末を暗示し、十字架を背負うキリストを連想せずにはいられない作品でした。