小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

五穀:栄養素・効果と効能

2007-01-21 23:51:14 | Weblog癒し日記
*肝機能強化・疲労回復・成人病撃退*

五穀の王様は稲ですが、この稲に麦・粟(あわ)・稗(ひえ)・黍(きび)・豆などを加えたものを五穀といいます。昔から五穀豊穣は日本人の願いであり、日本人はこれら五穀を主食として生きてきました。

粟・稗・黍などの雑穀は旱魃(かんばつ)に強く、やせた土地でも栽培できるため、古くから救荒作物として利用されてきました。いずれも栄養価は米・小麦より優れているため、健康食として今静かなブームを呼んでおり、雑穀料理を専門とする店もあるほどです。

粟・・・白米と比較して食物繊維7倍、カルシウム13倍、マグネシウム5倍、鉄分6倍、カリウム3倍の多さです。主成分となるあわ蛋白質には善玉コレステロールである血中の高密度リポタンパク質(HDL-コレステロール)の値を高める効果があり、さらに脂質代謝改善機能もあるといわれています。漢方では胃熱による吐き気や口の渇きを止めるのに効果があるといわれています。

稗・・・白米と比較して食物繊維8倍、マグネシウム5倍、鉄分2倍、カリウム3倍、の多さです。粟と同様に血中の高密度リポタンパク質(HDL-コレステロール)の値を高める効果があり、脂質代謝改善機能もあるといわれています。漢方では出血を止め、体温を下げる効果があるといわれています。

黍・・・白米と比較して食物繊維3倍、カルシウム2倍、マグネシウム4倍、鉄分3倍、カリウム2倍の多さです。キビタンパクにもHDL-コレステロール値を高める効果があります。漢方では消化器系の機能が弱まっている時にその働きを助け、肺や呼吸器系の衰えから生じるセキやたんを止めるのに効果があるといわれています。

アマランサス・・・(中南米産のヒユ科の植物で、日本古来の五穀とは異なりますが、完全栄養食として非常に高度な食物性蛋白質からできていることに近年着目され、五穀と同様に取り扱われている雑穀です)白米と比べて食物繊維15倍、カルシウム32倍、マグネシウム12倍、カリウム7倍の多さです。慢性貧血病や老人骨粗鬆症の予防に効果があるといわれています。アレルギー反応が少ないので、アトピー性皮膚炎の改善食として利用されています。栄養バランスが他の雑穀に比べて高いため、アメリカの航空宇宙局(NASA)では”21世紀の栄養食品”と呼ぶほど注目しています。

このようにどの雑穀も、蛋白質、ビタミンB群が豊富で疲労回復、体力増強、肝機能強化に役立ちます。雑穀は米に混ぜて炊きますが、雑穀ご飯はミネラルや食物繊維を豊富に含むため、白米をはるかに凌ぐ栄養バランスの良さを誇り、環境ホルモンなどの有害物質を吸着して排出する力も強いとされています。




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