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あるコンデンサの話。3(再掲載2)

2023年09月30日 | 修理・交換部品

ふと、おもったので、追記・・

それは、また音質改善にも通じることだけど・・・

 

機器の素性と元々の性能(造り込み・設計)が、良いということによって、、

同じコンデンサをつけても

まったく違う成果になる。と、いうことだと思った。

 

確かに、良いコンデンサを付ければ

元より良くなる。

 

だが、WADIA6LTDにあるコンデンサをパラったとき

まったく、違う次元のレベルに成ってしまった。

 

これは、なぜだろう。

 

例えば、

ビットストリーム形式の機構だと、

音の表現はなにもかもがフラット(均一)に出やすい。

 

音の構成のなかに

距離やら陰影がでてくるのであるが、

ビットストリーム形式だと

これが、距離ではないと感じる。

もろに感じるのが

距離ではなく、音の強弱で距離感をだしているということ。

ラジオ放送の録音などで、

マイクの前で、遠くからやってくる声を表現する時

声を小さくして、だんだんと大きくすると

近寄ってきている感じになる。

いわば、そういう距離感と、いっていいか。

声の主が、同じ場所にいるというのが、みえてしまうような声の強弱での

疑似距離感。

あと、音の陰影が少ないというか・・

なにもかも、あからさまになりすぎて

明確ではあるが、深みや厚みという「影」の部分がでてこない。

この状態で良いコンデンサをパラっても

影や距離の彫りがでてこない。

 

ところが、マルチビット(の、せいばかりではないと思うが)

WADIA6LTDには、影や距離感がある

距離感を言えば

あの位置にドラムがある。

かなり奥の右側にいる。とか・・・

実際に「実在」を感じる距離感なのである。

そして、陰影は以前にも書いたけど

絵画でいえば、レンブラントwww

光と影で、中心人物を冴えさせていく。

 

この状態のものに

良いコンデンサをパラってやると

かすれた部分がさらに緻密に描きこまれ

濃い部分がいっそう押し出しが強くなって

その差も表現になってくる。

だから、他では出ないマライアのかすれ声が真実味を帯びるのだろう。

 

例えば、

こういうビット形式の違いでも、

音の表現が格段にかわるのではないかと思う。

 

あとは、いろいろあって、

例えば、ピックアップの違いとか・・

同じWADIA で、あっても

音域形状の違い。

いわゆる「かまぼこ型」の形状やら

低域充実型

高域充実型

などにより、立体感の違いが出てくると思う。

 

なにかしら、元の機器の性能というか

どこまで触れるかという「伸びしろ」の違いも大きい。

 

なにや、昔~~~の唄。

♪大きく成ったら何になる?

大きくなってもスズメはスズメ♪

が、ひどく教訓じみてきこえてくる。

 



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