「ブラインドタッチ」と言えば、パソコン用語ですが
ピアノでも、この用語を使うことがあります。
パソコンと同じで、キーを見ないで弾くことです。
これが、苦手な子がいます。
私がピアノの先生になりたての頃、いつも手元を見て弾いていた生徒がいました。
楽譜をほとんど見なかったけど、毎回ちゃんと弾けていたので
手元を見て弾くことを気にせず、ドンドン進んでいったら
数年後、おうちでお母さまが全部教えていたことが判明
学年が上がって、お母さまが教えなくなったら
全然弾けなくなってしまいました
その後、手元を見ないで楽譜を見て弾くように指導していきましたが、
結局教室を卒業するまで、楽譜を見て弾くのは苦手なままでした
これは、最初に気が付かなかった私の責任です
手元を見ないと弾けないのが問題なのは
手元を見る→楽譜を見る→手元を見る
の動作をしていると、
楽譜のどこを弾いているのかわからなくなる。
手の場所も、最初置いた位置から移動してしまう。
結果、最初から最後まで止まらずに弾けなくなってしまいます。
また、今までの経験上・・手元を見ないと弾けない子には、
自分の記憶の中の楽譜を確認しながら弾く子が多く
音楽が流れにくくなるような気がします。
手元を見ないと弾けない子は、鍵盤の位置や、距離感をはっきりつかめていないから
目で鍵盤を確認して弾いています。
今も、生徒ちゃんにこのタイプの子がいます。
最初が肝心。
先に進むことより、簡単な曲で、鍵盤の位置、距離感をしっかりつかめるように
レッスンしていきたいと思います。
最初は大変かもしれないけど、頑張ろうね
ブラインドタッチについて調べていたら、あるサイトにこんな情報がありました。
↓
人間の関節の内側には「力覚=りきかく」という感覚受容器官があり、
これが関節の曲がり具合を逐一脳に伝えています。
このため盲目の人でもピアノが弾けます。盲目のギタリストは、演奏の前に必ず上駒を触れます。
上駒を触れることにより、そこからの関節の曲がり具合の記憶で所定のポジションを押さえることができます。
健常者は、まず視覚に頼りますが、力覚から曲を記憶することもでき、
力覚で記憶することを「指が覚える」「体が覚える」と言います。
よく練習した曲はテレビを見ながらでも、考え事をしながらでも指が別の生き物のように動いていますが、
これが力覚による記憶というもので、非常に原始的であり、野生の動物に強く備わっています。
人間は普段、視覚中心に生きていますので、無為にピアノに向かえば、
譜面を見ては手を見るという動きになりますが、これではせっかくの力覚がなかなか生かされません。
力覚を磨くためには物理的に視覚を遮断するのが一番です。
それにより、五線上のオタマジャクシから脳を経ずに指に直結するような条件反射が身に付きます。
初見(書見)演奏というのは条件反射の賜物です。
「力覚」というものがあるって、初めて知りました。
人間の身体って、本当によくできているんですね
ピアノでも、この用語を使うことがあります。
パソコンと同じで、キーを見ないで弾くことです。
これが、苦手な子がいます。
私がピアノの先生になりたての頃、いつも手元を見て弾いていた生徒がいました。
楽譜をほとんど見なかったけど、毎回ちゃんと弾けていたので
手元を見て弾くことを気にせず、ドンドン進んでいったら
数年後、おうちでお母さまが全部教えていたことが判明
学年が上がって、お母さまが教えなくなったら
全然弾けなくなってしまいました
その後、手元を見ないで楽譜を見て弾くように指導していきましたが、
結局教室を卒業するまで、楽譜を見て弾くのは苦手なままでした
これは、最初に気が付かなかった私の責任です
手元を見ないと弾けないのが問題なのは
手元を見る→楽譜を見る→手元を見る
の動作をしていると、
楽譜のどこを弾いているのかわからなくなる。
手の場所も、最初置いた位置から移動してしまう。
結果、最初から最後まで止まらずに弾けなくなってしまいます。
また、今までの経験上・・手元を見ないと弾けない子には、
自分の記憶の中の楽譜を確認しながら弾く子が多く
音楽が流れにくくなるような気がします。
手元を見ないと弾けない子は、鍵盤の位置や、距離感をはっきりつかめていないから
目で鍵盤を確認して弾いています。
今も、生徒ちゃんにこのタイプの子がいます。
最初が肝心。
先に進むことより、簡単な曲で、鍵盤の位置、距離感をしっかりつかめるように
レッスンしていきたいと思います。
最初は大変かもしれないけど、頑張ろうね
ブラインドタッチについて調べていたら、あるサイトにこんな情報がありました。
↓
人間の関節の内側には「力覚=りきかく」という感覚受容器官があり、
これが関節の曲がり具合を逐一脳に伝えています。
このため盲目の人でもピアノが弾けます。盲目のギタリストは、演奏の前に必ず上駒を触れます。
上駒を触れることにより、そこからの関節の曲がり具合の記憶で所定のポジションを押さえることができます。
健常者は、まず視覚に頼りますが、力覚から曲を記憶することもでき、
力覚で記憶することを「指が覚える」「体が覚える」と言います。
よく練習した曲はテレビを見ながらでも、考え事をしながらでも指が別の生き物のように動いていますが、
これが力覚による記憶というもので、非常に原始的であり、野生の動物に強く備わっています。
人間は普段、視覚中心に生きていますので、無為にピアノに向かえば、
譜面を見ては手を見るという動きになりますが、これではせっかくの力覚がなかなか生かされません。
力覚を磨くためには物理的に視覚を遮断するのが一番です。
それにより、五線上のオタマジャクシから脳を経ずに指に直結するような条件反射が身に付きます。
初見(書見)演奏というのは条件反射の賜物です。
「力覚」というものがあるって、初めて知りました。
人間の身体って、本当によくできているんですね