少々、季節はずれですが面白いタイトルについ手にとってみた
「サンタのおばさん」
絵本なんですけど書いているのが東野圭吾さん
あの「手紙」を書いた東野さんがどんな絵本を書くんだろうか~と。
興味津々で読んでみました。
お話は、前会長のアメリカ支部の後任サンタを決めるところからはじまります。
全世界からサンタ達が集まるのですが☆
各国それぞれのサンタのボヤキが面白いのです。
フランス支部サンタが日本支部サンタに
「日本はいいね。子供がだんだん少なくなって」といえば
日本サンタは
「それはそうなんだがね、寂しい気持ちもある。おまけにサンタを本気で待って
くれる子供なんて、ほとんどいなくなった。夢がなんんだ」
となかなかシニカル。
そんな中、
アメリカ支部の後任サンタ候補がやってくるのですが
なんと 小太りの女性 だったのです。
サンタ協会は大騒ぎ
女性が立候補するなんて想定外だったのです!
サンタは父性の象徴だからやはり男性であるべきだ!と日本サンタが主張すれば
カナダのサンタは
「サンタは父性の象徴とはかぎらないだろう。肝心なのは子供を愛する心だ」と意見し
大混乱
そこで、立候補した女性が、なぜ立候補したのか意見を述べるのですが。。
子供向けなのか大人向けなのかわかりませんが
いろいろと考えさせられる絵本でした。
最近では保母さんのお仕事を男性がしている場合も多いですしね。
皆さんはどう思いますか?
お話の最後のオチが心をほんわかとさせてくれます。
ちなみに、世界サンタクロース会議というものは実際にあるそうで
毎年、サンタクロースが一番忙しくない時期、7月にデンマークで
開催されるそうです。
もちろん、日本のサンタも参加しているそうですよ♪
サンタのおばさん東野 圭吾,杉田 比呂美文藝春秋このアイテムの詳細を見る |