青春の日々にこそ、
お前の創造主に心を留めよ。
苦しみの日々が来ないうちに。
「年を重ねることに喜びはない」と/
言う年齢にならないうちに。
(『コヘレトの言葉』12章1節)
【青春の譜】
人は歳月を重ねたから老いるのではない。
理想を失うときに老いるのである。
歳月は皮膚に皺(しわ)を刻むが情熱の消滅は魂に皺を刻む。
心配、疑い、自己不信、恐れ、絶望・・・・これらのものこそ、成長しようとする精神の息の根を止める元凶である。
七十歳になろうと十六歳であろうと、人間の心の中には、驚異に対する憧憬(どうけい)、星や星のようにきらめく事象や思想に対する驚き、不屈の闘志、来るべきものに対する子供のような好奇心、人生の喜びや勝利を求める精神が存在するはずなのだ。
人はその信念に比例して若くあり。恐れや絶望に比例して老いる。自身や希望に比例して若くあり、疑いに比例して老いる。
大地と人間と神から、美しさ、喜び、勇気、崇高さ、力などを感じとることができるかぎり、その人は若い。
すべての夢を失い、心の芯が悲観と言う雪、皮肉という氷に覆われるとき、その人の心は老いる。
そのような人は、神の哀れみを乞うしかない。
(『青春譜』詩人:サミュエル・ウルマン)
【マッカーサー元帥が日本占領時、司令部の自分の机の後ろの壁に大きな額に入れて掲げ、このサミュエル・ウルマンの『青春譜』を英語と日本語で書いた紙を山の様に積み上げ、来る人来る人に差し上げていた…という「詩」です。】
明治神宮【東京 代々木―原宿】