ハンドメイドlu-x(るっくす)

手作りアクセサリーショップlu-x(るっくす)の店主ホイミのつぶやきブログ
  ~他ブログよりお引っ越ししてきました~

変なおじさんのお話

2010年07月25日 | つぶやき
こんにちわ~^0^

最近は父の異常行動に翻弄されっぱのホイミでし。

今日は、ホイミが今 向かい合っている老人介護問題について、
語りたいと思うので、暗い話題かもしれないけれど、お付き合いください。

暑いけど、クーラーのスイッチをONに出来なくなってしまった父。

おパンツ(紙パンツ)いっちょの姿でウロウロ。

家から出ても庭までで今のところ止まっているが、おパンツ姿では、
ご近所さんがビックリするだろうっ!!

赤ちゃんのムーニーちゃん姿なら ほほえましいが、
じぃさんのムーニー姿ではいただけない( ̄▽ ̄;)ゞ

ここ数ヶ月、随分とボケ度が増し、異常な行動も目にあまる。

もともと、変なおじさんではあったが、、ますます。。。だ。

ここで、知られざる父の変なおじさん時代のことを少し書くよ。

父は娘(ホイミ)を可愛がるっちゅう人では無かったが、やたら、娘の所有物をチェックするのが好きだった。

具体的に言えば、ホイミの部屋をホイミが留守の間に物色する。

ホイミの誕生日に友人からもらった可愛い壁掛け時計。
文房具からゴミ箱に至るまで様々な新品を発見しては、我が物のように
持ち出し、当たり前のように自室に持って行って使っている。

しかも、代わりに古い物をホイミの部屋に代用として置き去るという
世にも信じられない行動に走る。

ボケちまった今、そのとっかえっこ衝動は無くなったが、すべての事を忘却中の現在、娘の部屋を覗きたい・物色したいという感情だけが残ってしまったようだ。

ホイミが眠っていると、部屋の扉をそっと開け、数センチの隙間から
覗いている。(ただ、息を潜めて覗いている。)←夜中にマジ怖ぇえデス。

普通の考え方なら、ヘンタイそのものだ。

父親だから・・・・ホイミ、我慢する。

この歳になって、我が親にストーカーされるとは。。。ナサケナイ。

夕べも、眠っていたら、カチッと扉が開く音がしたので、
慌てて見たら、扉の隙間に、父の顔が挟まってた( ̄□ ̄;)

見慣れた顔と言えど、暗闇で超不気味だ。

何を思って見ているのか。。

歳を取るのは怖くはないが、痴呆症(認知症)には成りたくないとつくづく思う。

痴呆症とひとまとめになっているが、人によって色々な思いがけない行動に走る人もいる。

本人にとっては、至ってまともな思考の上での行動だから、
こちらがどれだけ否定しても改めることはない。

頭ごなしに叱り付けると余計行動がエスカレートするだろうし、
子供をしつけるように時には叩く事も必要かもしれない。(叩いたところで子供と違って、何も変わらないのだが)

父はおとなしい性質だから、まだ助かっているが、人によっては
暴力的になる人も居るらしい。

ちょっとぐらいボケた可愛い老人程度が一番扱いやすいのだが、
人間というものはそう丁度に行かないのが現実だ。

我々もいずれその時が必ず来る。

ある人が言っていた言葉だが、
ボケは、死ぬという概念を持つ人間(動物には無い概念だ)にとって、
死ぬ=怖いという感情を薄れさせる効果がある。
死期が近づいている証拠だ。と。

医療が発達した現在では、いくら死期が近づいていても、そうカンタンに死なせてはくれない。
ボケるぐらいなら、死んだほうがましだとどんなに思っていようが、そうカンタンには死なせてくれないのだ。

だから、信じられないボケ度に発展してしまう。
なまじ体が丈夫だと、寝たきりにもなれないから、家族は大変だ。

ぶっちゃげると、寝たきりのほうが動き回られずに済むので楽。
寝たきりになるまではホームに預けず、ホイミが面倒をと心に決めていたが、異常行動が付いてくるとは正直 思ってもみなかった。

つくづく老人介護の大変さを思い知らされる。

大変だろうな~とは思っていたが、いざ我が身に降りかかると、
【大変だろうな】ぐらいでは収まらなかった事を知る。

ホイミ、少し介護に疲れてはいるが、ノイローゼとか鬱になる程、
神経が繊細に出来ていないようだから、今のところ、我慢は出来る。
普通の人なら、きっと精神病になってしまうだろう。と、つくづく思う。

今、老人を抱えている世帯も多く、その多くが、老人一人に対し、高齢になった子供一人が世話をしているという家庭が多い。

そして、そんな家庭で事件が多発する。

介護の疲れから自殺したり殺人事件が起きたり。。ちょくちょくニュースになっているよね。

ホイミ、介護疲れで事件を起こす人の気持ち、理解できなくもない。

父は、まだ今のところは可愛らしい老人の域だから、事件を起こす程、追い込まれてはいない、だから、ホイミはまだマシなほう。

ホイミに限界が来たら、ホームに預けるだけの蓄えだけはとりあえず残しているから、なんとかなる。。って気持ちで今は我慢は出来る。

だけど、蓄えの無いお家はどうなるの?
エンドレスに疲れきってしまう生活がいつまで続くの?と、自問自答の繰り返しの人生をずっとずっとやってかなきゃならないと思うと、お先真っ暗になっちゃうよね。

介護保険にも限界があり、家族の負担を楽にしようとすればするほど出費はかかる。その出費も1日1万円なんて、大金持ち以外出せません。
老人ホームだって、安い所はみんな埋まっていて、順番待ち。(どなたかが死なないと部屋は空かない。)高い所もだが、家族の負担は更に増える。
施設の少なさもあるが、介護に従事する人の数も足りないから、いつまでも順番待ちは続く。

悲しいかな自宅で介護するほかないご家庭も多いと思う。
ホイミは、介護をしている人でしか、介護のつらさやしんどさはわからないんだろうなと悟ってしまった。

もちろん、介護の現場で働いている人にも、家族のつらさはわからないと思う。(介護をお仕事にしている人はスゴイと尊敬はしているけれどね)

老人介護問題に政府のお偉い方々にも、これからもっともっと増え続けるこの問題について、よく考えてより良い方法を考え出してほしいと願う。

そして、今、健康な私達もやがて訪れるだろう痴呆症という厄介な病気について、知っておかねばならないたくさんの事を後学として、今から学ぶ必要性を強く感じているのであ~る。

すみません、難しい話題に発展させてしまった。(反省)

でも、堪忍ね、ホイミの強く願う事は、これからの社会がどのように発展しようと必ず付いてくる社会問題のひとつに、皆さんにとって生きやすいこれからの社会にするために少しだけでも考えてみてもらいたかったの。

きっと、どこかに、誰かに、ホイミの見つけられない打開策(良い案)があるはず。
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