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ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋 (映画)

2012年11月04日 | 映画
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映画「ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋」

華麗なダンスシーンがチラシやポスターとなり期待して見た本作。
「わ、分かりにくい」が、鑑賞後の印象。
実は、過去に実在していた有名な人物「ウォリスとエドワード」の物語と、現在を生きる市井の人「ウォリーとエフゲニ」の男女の2つの恋愛が交互に映し出されるのだが、とにかくその関係性が脈絡がなくて分かりにくい。
なにか過去と現在に同じシチュエーションがあって交互にとかならいいのだが、いっそのこと「ウォリスとエドワード」の話だけでも良かったような気がする。

料理の仕方によっては深い話になるところがチグハグなのは何故、と思って見てみると、監督はマドンナ。なるほど…。
現代の話の男性キャストが、スポーツ刈り肉体派のまるでヴァン・ダムのような俳優を持ってきたために、ロマンチックな雰囲気もそがれ、そぐわなさが漂うのは彼女の趣味なのねと納得。本来ここではエドワードを髣髴とさせるような金髪のスラリとした大人の美形を持って来たいところ。例えばレイフ・ファインズ的な。なのに何故ヴァン・ダム!!

ただ、英国王室の内情や王冠を捨てて愛を貫いたエドワードと、魅惑的な既婚のウォリスの内幕とその後をひとつの史実として知るにはいいかもしれません。

<ストーリー>
1998年、ウォリー(アビー・コーニッシュ)は著名な分析医の夫(リチャード・コイル)と結婚し、ニューヨークで何不自由ない生活を送っていた。だが、多忙な夫はなかなか家に寄り付かず、子どもを欲しがる彼女との溝は深まるばかりだった。ある日、ウォリーは以前務めていた職場で開かれるウィンザー公爵夫妻の遺品オークションに足を運ぶ。

「ウォリスとエドワード~英国王冠をかけた恋」11月3日よりTOHOシネマズシャンテほかロードショー
公式HP http://we-movie.net/
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