茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

サークルの幹事

2005-07-24 19:32:27 | 思い出の人/素敵な人
 どのサークルでもそうだと思うが大学3年生は、幹事の年。私たち同期にもその時がやってきた。幹事長、副幹事長、稽古幹事、渉外幹事、会計幹事などなど、誰が何に向いているかということで暗黙の了解はあるが、決意表明と投票で最終的に決まった。
 さて、私は大学2年からの入部だったが、幹事になった。
 お茶会の案内状・御礼状作りの責任者。茶道研究会ではそれも大事な仕事のひとつだった。お茶会の度、先生への奉書毛筆でのご案内状・御礼状書き、先輩方や渉外校への葉書での茶会案内状・御礼状作り。ワープロとプリントゴッコが出立ての時代で、パソコンはなく、地味な印刷作業。まずワープロで案内状を打ち、それを元にプリントゴッコで印刷、宛名書きは皆で手分けして手書きだった。
 各幹事、それぞれ自分の役割を精一杯やっていたな、と思う。
 幹事会は運営をめぐって揉めたこともあった。今思えば、皆それぞれにサークルのことを考えて一生懸命だった。

 我が茶道研究会は今も5年ごとに記念茶会を開いている。自分の親くらいのOB/OGとお話できる貴重な機会、10歳以上若い現役との交流、また、音信不通になっていた同期とも会うことができ、お互いの消息を知り、再び会う機会も増える。先日久しぶりに同期で集まったら、現役時代対立していた2人が、あの頃自分も一生懸命だったけど今はおまえの立場や気持ちもわかるよ、なんて話している。職場や立場も変わり、それぞれ家庭を持ち、時の流れを感じると共に、会った瞬間に時を越えて語りあえる仲間がいることをとても幸せに思っている。

 茶道研究会という繋がりだけで、年齢も時も越えて繋がっていく。たわいもないことを話しながら、「一期一会」はこうして永遠に続いていくのかもしれない。大学時代の茶道との出会いには感謝感謝である。
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