茶の湯 徒然日記

茶の湯との出会いと軌跡、お稽古のこと

恩師の言葉

2020-06-19 23:49:33 | 思い出の人/素敵な人
 
 この3か月間、コロナのおかげでおうち時間があって、家の片付けをしていたら、
懐かしいものが出てきました。

 担任の先生が卒業時にクラスのみんなに贈ってくれた言葉。 

 古ぼけた藁半紙に印刷された言葉は、18歳の時に読んだより、
やけに納得のいくものでした。

 シンプルだけど、大切なこと。

 今や藁半紙という言葉は死語でしょうか。

 私の時代は、学校の印刷物といえば、
白じゃなくて黄土色の紙に印刷されていたのですよ~。
 
 でも、見つけた時、この藁半紙のアナログ感が古き良き時代を思い起こさせてくれて
私にはたまりませんでした。

 私は中高時代、女子校育ち。
 とても落ち着いた環境で、よき先生、楽しい友に恵まれ、本当にいい時代でした。
 もちろん、在学中は、六年間変わらない行事に飽きて文句を言ってみたり、男子もいたら
もっとやることも規模が大きくて楽しそうだ、とおもったり。
 お祈りやミサを面倒に思ったり。
 一方で、女子だけの気楽さと明るさもあって大いに楽しんでいる部分もあったり。

 高校2、3年は担任が同じで、英語科の男先生でした。
 さっぱりしていて、クラスの雰囲気も良くて、大学受験に近い二年間、
この先生が担任で本当に良かった。

 卒業後も年賀状のやり取りはずっと続いて
(しかもお互い毎年元旦着。先生から必ず元旦に届くので絶対に外せない)、
結婚式にも出ていただきました。
  
 2年前には卒業30周年で同窓会があり、結婚式以来久しぶりにお目にかかりました。
見た目は勿論お年をとりましたが、中身は相変わらず。同窓会後、数人で先生を囲み、
女子高生時代に戻ってきゃっきゃと色々お話し、楽しいひとときでした。

 先生の深い愛に心から感謝して、贈る言葉をここに公開。

 これから大人の階段を登ろうとしている女の子たちにも
届くといいな、の思いを込めて。


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卒業 おめでとう
僕もMr.Groganのように、最後にいっておきたいことがあるの順不同で書いておきます。

⭐️ 上手に自分を表現する技術を身につけなさい。
 これによって、君たちの持っている良いものが、さらに生きて来ると思います。

⭐️ 自分独りでも行動できる実力をつけるべく、積極的に爪を磨きなさい。 
善いことをするためにも、力は大切です。

⭐️ 『どうせ』 『いっそ』 『いまさら』 という言葉を使うような考え方を避けなさい。

⭐️ 男の人を見る目を養いなさい。

⭐️ 上手なお酒の飲み方を覚えておきなさい。

⭐️ 人間関係に慣れ過ぎ、いわゆる『人ずれ』がしてしまわないように気をつけなさい。

 君たち一人ひとりの持っている可能性が、あますところなく花開くような生き方をされるように祈っています。

1988年3月9日

K2K3 担任  直筆サイン

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 先生、ありがとう!!!

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