「なんでも鑑定団」という番組を見ていた方は感じたと思うが、日本ほど箱のあるなしで物の値段の高低が決まる国もないのではないか。
茶碗、壺、掛軸などのいわゆる骨董は箱や箱書きがあることが価値を高めることは認識していたが、おもちゃすらボール箱であっても箱があるほど価値が高まることには驚いた。
箱の本来の役割は、まずは中身を大切に守るということだろうが、そこから中身を飾ったり、引き立てたり、中身の由来を示したり、様々な付加価値が加わっていった。
日本の地理や気候といった外的環境を考えた時、日本が箱を作り、箱を大事にしてきた訳が見えてくる気がする。
日本は地震国。
大雨が降れば川はすぐに氾濫した。
江戸時代といえば思い出すひとつのことが火事。有名な道具も火事に遭ったなどの記載が残っているように、木造家屋は火事に弱かった。
日本は高温多湿。夏の湿度は物を腐りやすくし、夏の日差しも強かったはずだ。
現代と違って家はオープンなつくりで、人の出入りもさることながら、害虫や鼠といった招かれざる客も多かっただろう。
これら、破損、水害、火事、湿度、太陽の光、害虫、鼠、泥棒といったものから、箱は物を守り、それが何であるか、どういった歴史をもつものであるかを伝えてきた。
それゆえに、今私達はたくさんの古きよき道具達に出会うことができている。
普段は道具の入れ物として何気なく扱っている箱について、そしてそこに纏わる箱書きや紐結びなどについて、少しずつ考えてみたいと思っている。
私のもっている道具の箱はまだまだ汚れのない美しいものばかり。道具と一緒に使い込まれていい色に変わっていくようにと願いながら紐結びを繰り返していきたい。
茶碗、壺、掛軸などのいわゆる骨董は箱や箱書きがあることが価値を高めることは認識していたが、おもちゃすらボール箱であっても箱があるほど価値が高まることには驚いた。
箱の本来の役割は、まずは中身を大切に守るということだろうが、そこから中身を飾ったり、引き立てたり、中身の由来を示したり、様々な付加価値が加わっていった。
日本の地理や気候といった外的環境を考えた時、日本が箱を作り、箱を大事にしてきた訳が見えてくる気がする。
日本は地震国。
大雨が降れば川はすぐに氾濫した。
江戸時代といえば思い出すひとつのことが火事。有名な道具も火事に遭ったなどの記載が残っているように、木造家屋は火事に弱かった。
日本は高温多湿。夏の湿度は物を腐りやすくし、夏の日差しも強かったはずだ。
現代と違って家はオープンなつくりで、人の出入りもさることながら、害虫や鼠といった招かれざる客も多かっただろう。
これら、破損、水害、火事、湿度、太陽の光、害虫、鼠、泥棒といったものから、箱は物を守り、それが何であるか、どういった歴史をもつものであるかを伝えてきた。
それゆえに、今私達はたくさんの古きよき道具達に出会うことができている。
普段は道具の入れ物として何気なく扱っている箱について、そしてそこに纏わる箱書きや紐結びなどについて、少しずつ考えてみたいと思っている。
私のもっている道具の箱はまだまだ汚れのない美しいものばかり。道具と一緒に使い込まれていい色に変わっていくようにと願いながら紐結びを繰り返していきたい。
そうですね、先生のお宅でお道具出す時は緊張しますよね。
箱の中からどんな姿が現れるのか、わくわくもします。
私が最初に手にした箱は大学茶道部の50周年記念茶碗でした。
箱は丈夫そうですが、何度も結び解きを繰り返した感じの年代を感じる紐を扱ったり、中の和紙など扱うときはもうドキドキですよ。
私はまだ紙箱入りの茶椀とかしか持ってないですね。
箱入りはまだまだ手が出ません^^;
オモチャなどは未使用が価値あり、骨董も保存状態がいいものが価値が高いですね。
お茶の世界では使い込んで味わいが増すと私も思います。
私が持っている箱は、水指、茶碗、香合ですが、いずれも記念に頂いたり、購入したりしたもの。少しずつですが、増やしていきたいと思っています。まだほとんど使っていないので、綺麗な箱です(笑)
でも、お茶の世界は 使って 大事にして 道具を育てて 味もますものだと 個人的には 思っています。
確かに 箱は 保証、由緒を証明する意味もあるかもしれませんが、箱入りを買えない私は、ひたすら中古箱なしを買っています。(笑)
>本当に箱の有無で鑑定額が大きく変わってしまうのですよね。
そうなんです。日本ほど箱を重視する民族はいないんじゃないかと思います。
>さらには箱に騙される人までも・・・
そうですね。箱が立派だと中身も立派と思っちゃったり。両方を見極める目を養わなくては~。
箱入り娘、確かに箱は大事にされている証拠ですね!
>棺もそうかもしれませんね。 私は黄金の箱より白木の箱がいいです^^;
お茶でも、一見質素にみえて、新しい白木で作られたものが一番の道具だったりしますからね。。。。
黄金の棺は見るにはいいけど、入ったら落ちつか無そうです。
本当に箱の有無で鑑定額が大きく変わってしまうのですよね。
さらには箱に騙される人までも・・・
ありますものね。 箱入り娘、なんて言われてた頃もありました。(苦笑)
どんな箱に入っているかで中身の価値も分かるって、変な話、
棺もそうかもしれませんね。 私は黄金の箱より白木の箱が
いいです^^;