
今日の日経一面 ー円安が招いた「日本病」ー
その中に大戸屋のニューヨーク店舗のしまほっけ定食が 6000円を超える
日本の約6倍、という記事。ちょっとびっくりですね。
ちょっとびっくりです。タイトルは日本病、賃金低迷・低成長のツケ
とのことですが、アメリカのそれでは平均賃金はどのくらいなんだろう。
世界の平均年収を調べてみました。
2021年でアメリカは74748ドル、日本は40489ドル。
これで定食がアメリカは6000円、日本は1000円、どちらが国民の
生活的には安定しているのか?
日本も最近の物価上昇にはびっくりしますが、アメリカの物価上昇も
凄まじいものがありますね。これはバイデンさんもFRBも景気より
物価対策が優先と必死になっているのもうなづけます。
一方では日本の経済成長がままならないのも困ったものです。
どうしてなのか、つまり生産性の向上、新規事業へのシフトなど
新しい産業が創造できていない、事業になってないからですね。
それは企業が成長戦略をもっと積極的に進めないといけないという
ことです。
金融緩和などで、企業に有利な条件を活用して、新しい事業を
という、三本の矢の第三の矢「民間投資を喚起する成長戦略」
これがまったく進んでいません。
つまり企業が現状維持でも金融緩和などの優遇で、利益が積み上がり
内部留保され、この部分が新しい事業生み出さないので、
成長戦略が全く実現していないというのが現状でしょう。
なんともこれでは金融緩和のつけが国民に回ってきます。
これが今回の給与が上がらず、円安、物価高で生活が苦しくなる
原因です。
日本社会がもっと挑戦的にならないとダメだし、政治も日銀も
第三の矢「成長戦略」を描いて、それを実現してもらいたいですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます